散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2009.10.15 フエ(ベトナム): グエン朝王宮①

2009-10-29 09:06:25 | 海外旅行
Googleの衛星写真で見ると、この王宮は川川と山に囲まれた要害の地にあることがわかる。さらに王宮自身も、一辺が600mほどの四角い形の敷地で、その四方を堀と城壁が取り囲んでいる。巨大かつ堅固な造りだ。
先のアメリカとの戦争で手ひどく破壊されたとのことで、今見物できるのは南側の半分の区域である。北半分では復元工事が進められていた。
このような見事な「文化遺産」を破壊するとは、アメリカもずいぶん酷いことをしたものと先ず思わざるを得ない。しかしそれが「戦争というもの」でるとするなら、この王宮も「戦争の愚かさ」を示す事例の一つとなるのだろう。
もっともこの王宮も、その昔グエン王朝創始者が戦争を繰り返した末に権力を握った結果として築き上げたものであろう・・と考えると、詰まるところは、その「愚かな戦争」と縁を切れない「人の業」を思わざるを得ない。

写真は、王宮入口を左右対称の形で取り囲む「楼」のうちの右側の部分である。


2009.10.15 フエ(ベトナム): ミンマン帝廟

2009-10-27 08:28:49 | 海外旅行
ミンマン帝はグエン王朝二代目の皇帝。この廟は1840年から3年間をかけて造られたそうだ。
中国風の庭園を見るような造り。建物は色鮮やかで優美。
この廟が造られたのは、日本で言えば江戸時代の終末期。この時期、日本はうまいこと欧・米・露の支配を免れたが、ベトナムはミンマン帝の没後フランスによる植民地化が始まった。両国の間のそのような「歴史の岐路」がどのような経緯・理由で生ずることとなったのだろうか・・?






2009.10.15 フエ(ベトナム): カイディン帝廟

2009-10-26 09:35:36 | 海外旅行
フエは、1802~1945年まで続いたベトナムの王朝、グエン朝の時代に首都であった街である。
朝6時に出る飛行機でホーチミンを発った。そのため、起床が4:00。流石にこれはちょっとしんどかったがしかたがない、次の便では着が午後になってしまい日程上効率が悪いということだった。
フエ着は7:20であった。ここから専用のガイドと車の着いたツアーでフエ、ホイアンを回る旅をスタートした。
最初に立寄ったのが1920年に亡くなったカンディン帝の廟所。フランスが統治した時代でありフランスの技術も取り入れ、世界各所から建築材料を運んで造られたということだ。
日本人の目から見ると、「異様」な感じも受けるデザインではあるがなかなかの「威容」で、しっかりした造り。見る者に、何かベトナムの底流にある歴史・伝統・文化を感じさせるものだった。








2009.10.14 ホーチミン市: 世界の歴史の流れが変わった場所

2009-10-25 10:26:54 | 海外旅行
最初の写真は統一会堂(旧南ベトナム大統領官邸)である。1975年4月30日、北ベトナム軍の戦車がここの鉄柵を突破し、官邸を無血占拠したのを以ってこの戦争は北ベトナムの勝利のうちに終った。「無敵アメリカ」の完敗であった。
それ依頼、歴史の流れは何か変わったように思われる。アメリカはイラクでも結局もたついた如く、もはや「世界に覇たるアメリカ」ではなくなったわけだ。
もっとも、当時既に歴史の流れが変わりつつあったがゆえに、アメリカは負けるべくして負けたのかもしれないが・・
いずれにせよ、アメリカに勝ったベトナム人には、やはり何らかの尊敬の念を禁じえない。
下の写真は、北ベトナム、即ち現在のベトナム建国の父、ホーチミンの銅像を前庭に置いたホーチミン市人民委員会の建物。




2009.09.14 ホーチミン市: 「しっとり」を感じた街

2009-10-24 09:26:53 | Weblog
写真は、市中央部、ベンタイン市場に隣接する一角である。
道に沿って立場並ぶ商店の様子は、「やはりアジア」である。しかし、明るい緑の街路樹が街の風景に潤いを与えている。
この緑は別にしても、ホーチミン市のこのあたりの雰囲気には、意外にしっとりしたものがあると感じた。かつて滞在したコタキナバル(東マレーシア)や、旅行で行ったことがある他の東南アジアの都市に比べての話だが・・・
気候のせいか、「文化」のせいか・・・良く分らぬが。




2009.10.14 ホーチミン市: 「緑の広場の街」

2009-10-23 10:10:39 | 海外旅行
サイゴン大教会から統一会堂に至る一帯は、木々や芝生が綺麗に植えられ、広々とした「緑の広場」になっている。それが、この一帯の風光を「うるおい」を感じさせるものにしている。
この緑地帯を横切る道路を走る「バイクの大群」がその「うるおい」を大きく減ずることになっているのは残念であるが・・。しかし、そのような両極端が一緒に混在するのも、「アジアの町の良さ」というものかもしれない。

一番下の写真は、このような光景の中で結婚衣装のまま記念写真を撮るカップル。景色の良い街中でこのような記念写真を撮るのを、他にもいくつか見た。ここの、一つの風習とか流行とかいうものなのだろうか?






2009.10.14 ホーチミン市: 中央郵便局とサイゴン大聖堂

2009-10-22 08:39:29 | 海外旅行
サイゴン大聖堂がある広場に沿った一角に中央郵便局がある。
中央郵便局は、まるで駅舎のようだ。
共に、19世紀末、フランス統治の時代に建てられたという。
こうして写真を見る限りでは、ここがフランスかどこか、ヨーロッパの古い町であるとしてもおかしくは思えないような光景だ。

中央郵便局内部


サイゴン大聖堂