散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2007.12.29 日本橋三越 天女像

2007-12-31 16:24:55 | Weblog
年の暮れ、食料品の買い物に家内と出かけた。混雑した売り場はもとより苦手で、人影の少ないこの像の前でしばし待機。
この像、「まごころ像」と呼ぶらしい。「天女」を「まごころ」と読むわけだ。これはいささか僭越、日本語の冒涜ではないかなどと思ってしまう。しかし、三越だからこそ出来たことかもしれない。
なお、三越のお客様に対する基本理念が「まごころ」なのだそうだ。
それにしてもこの像、豪華でキレイなのは確か。だが、いささか時代遅れの感じもないでもない。小生など、どうしてこんな像がデパートにでんとしているの?、などと思ってしまう。
話に聞くと、三越自身もなかなか時代についていけないところを感じているようだ。それで、伊勢丹と連携すると言う。今後、この「まごころ像」がどうなっていくのだろう。


2007.12.01 中野駅ガード下

2007-12-30 17:27:47 | 散歩
JR中央線、総武線、それと東京メトロ東西線の下に走る中野通りが走るガード下、50m近い長さがある。オレンジ色っぽい照明は全体には行き渡らず、薄暗い。全体にレトロな雰囲気。歩道に沿って道路を挟む両側の壁は何時も何がしかの写真や画などの「展示場」になっている。その前を、人々が足早に通り過ぎる。
ここを通るたびに何か懐かしさのようなものを感じさせれるのは、小生、おぼろげながらも「戦後」の記憶がある世代であるからかもしれない。子供の時分、多くのガード下が人々の生活の場だったり、商売の場であったことが記憶の片隅に残っている。
今でも、神田、有楽町、新橋あたりでは、そんな「ガード下」の面影が残っている。そこに店を連ねる飲食店も結構賑わっているようだ。どんどん変わっていく都会の風景の中で、時を経て熟成された「ガード下」の雰囲気が、世代を超えた人々の心を捉える何かを持っているからに違いない。


2007.12.01 中野通り 「桃色ラクダ」がいる美容室

2007-12-29 13:55:45 | 散歩
無論、実物ではない。ピンクの大きなラクダ像が、美容室の入り口にでんと据えられている。ラクダと美容とがどう結びつくのか、今一つ分からない。しかしかなり目を引くので、まあ客寄せのつもりなのだろう。
ところで小生、チュニジア、サハラ砂漠の南端部で「ラクダツアー」をかつて二度試みた。その二度とも、乗ったラクダに暴れられて往生した。それで小生にとって、実際のラクダは「粗野で乱暴、可愛くない」とすり込まれている。


2007.12.06 南島原市 恵比寿様の石像

2007-12-28 09:42:13 | 国内旅行
昨日(12/28)朝、NHKテレビ放送で、佐賀には恵比寿様の石像が多いとか言っていた。ネットで調べたら、佐賀市は日本一恵比須像が多いところで、その数は400以上にもなるとか。
それに関連して、今月初め島原・熊本方面を旅行した際、南島原市原城温泉近の道端で、何やら古びてありがたげな恵比寿石像(写真)が目にとまったのを思い出した。
島原は佐賀からは遠くは無い。ひょっとして、この一帯では割と普通に恵比寿像が祀ってあるのではないかなどと思った。東京では「恵比寿」という地名はあっても、道端の恵比寿像など見た事もない。


2007.12.22 調布市 味の素スタジアム

2007-12-27 13:59:22 | 散歩
所用があり、甲州街道を府中まで車で下った。途中、調布を過ぎた所、中央高速調布インター入り口のあたり、右側にある大きなスタジアムが目に入った。「味の素スタジアム」だ。ここはかつて陸上競技場であったが、2003年3月1日から呼称を味の素スタジアムとし、サッカーやラグビーの競技場になっているという。
ここは、もう何度も通っている所。しかし、「ここにスタジアムがある」と認識したのはこの日が初めて。運転していて前方に注意を集めているせいではあるろうが、まさに、「心ここにあらざれば、眼中と言えども見えず」の典型だ。


2007.12.15 笹塚駅前 銀杏並木

2007-12-25 17:54:34 | 散歩
京王線笹塚は、しばしば利用する駅だ。駅を挟んで北に十号通り商店街、南に観音通り商店街が連なっていてなかなか賑わっている。しかし、賑わってはいるが、とくにこれといった特徴も無く、「カメラに収めたい町」とは言い難い。
中央部、高架上を京王線と並行する首都高速とが走り、駅周辺に薄暗い雰囲気を醸しているのも好きになれない。
そのような中で、秋、駅前の銀杏並木が黄色い葉をいっぱいにつけた風景だけが、「おっキレイ!」と思わせる。特に昼下がり、京王線ガード下あたりから観音通り方向を見ると、銀杏の葉が逆光で金色に耀くタイミングが良い。


2007.12.09 新宿御苑 晩秋・初冬

2007-12-24 15:16:08 | 散歩
12月も十日近い。枯れ残った、という言い方が似つかわしい木々の葉はもう「紅葉」とは言いにくい。色味は褐色が勝り、乾いて枝にぶら下がっている風情だ。
晴れた日曜日とは言え、来園客が多くないのも道理で静か。一方、冬と言うにはまだそれ程寒くない。それ故、ゆっくり散歩するにはなかなかの好条件であった。

話は外れるが、昔神奈川県西部に住んだ事がある。「自然がいっぱい」と皆が言った。しかし気がつけば、「自然」とはミカン山や杉林、それと田畑の事。何てことは無い、要は「他人の地所」であり、生産現場だ。
それに比べ、都心には、このように広い公共の公園がいくつもある。人工かもしれないが、その分よく手入れされた「自然」を気兼ねなくゆっくり楽しめる。
そんな事を思いつつ、晩秋・初冬、中途半端な季節の中の散歩を楽しんだ。





2007.12.09 新宿御苑 落ち葉の中の老婦人

2007-12-23 17:24:44 | 散歩
新宿御苑「フランス式整形庭園」の両側、大スズカケの並木。木々の葉はあらかた落ち、地表を覆っている。
昼過ぎ、晴天に恵まれた中とは言え、初冬。園内で紅葉が楽しめるエリアはともかく、この辺では人影もまばら。
その中で、一人ベンチに憩う老婦人。贅沢な時を楽しんでいるようにも見える一方、あたりの風景に寂しさを加えているようにも見える。


2007.12.02 東京オペラシティー, クリスマスツリーとシンキングマン

2007-12-22 09:23:41 | 散歩
東京オペラシティーののサンクンガーデンにあるクリスマスツリーはなかなか大きい。高さ十数メートルあろうか。
それを見上げる「シンキングマン」このアルミ製の彫像も巨大で、5メートルほどの高さがある。ジョナサン・ボロフスキーという人の作と言う。口をパクパク動かしつつ、低く歌を歌っているそうだ。しかし、普段その気で耳を傾けていないせいかその歌は聴いたことがない。今頃きっと「聖しこの夜」でも歌っているのかな・・・? クリスマス前に聴きに出かけてみよう!!