散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2009.05.29 「サツキ富士」

2009-05-31 09:39:37 | 散歩
終日小ぬか雨が舞う日だった。家に閉じこもる覚悟をしていたが、夕方近くなり何とか傘ナシで歩けるかと言うほどになった。それを見てすぐに、折りたたみ傘を尻後ろのポケットに突っ込み、近所を散歩と家を飛び出した。
悪天候、夕方、見慣れすぎた光景と悪条件は重なるが、それでも季節季節に咲く花が生垣に新しく顔を見せていたりして心が和む。
下の写真は、そんな時に見つけた富士山のような形をした生垣のサツキ。
タネを明かせば、なんでもない、直角に交わる白い外壁の隅がサツキの生垣になっていたというわけだ。
家に戻る頃には、やはり傘ナシでは濡れてしまいそうな降りになっていた。


2009.05.09 足利市: 屋根のてっぺんで逆立ちする「獅子瓦」

2009-05-30 08:53:00 | Weblog
足利市にある龍泉寺は瓦屋根が綺麗な寺だった。その屋根のてっぺんに、奇妙な形の小さな飾りが置いてあるのに気がついた。しかし、やや近視気味の小生の目には、それが何かと識別できるほどにはっきりとは見えなかった。とりあえず、とデジカメで撮ったのが下の写真。
なんと、逆立ちしている獅子ではないか! 目と口を大きく開けて、ハイ逆立ち! 珍しくもあり、可愛らしくもある。
ちなみに、境内で見た観音様(おそらく)の石造の後姿がとてもふくよか・まろやかで優しげであった。これもなかなか印象的!



上の写真の部分拡大



2009.05.02 渋谷区本町二丁目の新しい歯医者

2009-05-29 08:58:17 | 散歩
「新しい」とはしたが、本当にそうなのかどうかは不確か。確かなのは、小生がしばしば通る散歩ルート上で「ここにこんな歯医者がある」と気づいたのはこれが初めて、ということだ。
ピンクでなかなか斬新な造り。とても目を惹く。すかさずカメラに収めたが、写真としてもなかなかサマになっている(自画自讃)。

毎日のように歩く道ではあっても、そこにどんな家、店などがあったかについては意外に記憶していないものだ。たまたまある日、そこが空き地になっていることに気づいたりしても、以前そこに何があったのかは殆どの場合思い出せないほど。
これは、小生の個人的な問題なのか? 或は人の記憶力に関わる一般的なことなのか? ちょっと気になる。


2009.04.29 中野通: 外壁を塗り替えた角のバー

2009-05-28 09:21:24 | 散歩
中野駅に向かい、杉山公園の少し手前、右側角にある小さなバーの写真である。
このバー、もともとは外側は濃緑色だった。黒ずんで朽ちそうなトランペットがドアの上で飾りになっていたりした。全体に古び、くたびれた様子。それらが、周囲のごく平凡な風景の中でずば抜けて見えた。しかし一方、妙に「場所柄」を感じさせたりもした。
それが、「外装リニューアル」されていた(中は見てないのでわからない)。今度は何かヌメヌメ光る「爬虫類色」(黄緑)になった。この色がやはり周囲から飛び出ていてる。おかげさまで、散歩をする小生にとって「眼福」でありつづけてくれている。


2009.05.26 群馬県太田市、超クラシックなシボレーピックアップトラック

2009-05-27 10:06:30 | 国内旅行
通称サザエ寺と呼ばれる曹源寺の駐車場で見かけた、車齢60才にもなろうかというアメ車、"Chevy 3100"である。
つやをまったく失った塗装、所々浮いた錆びなどを見れば、さすがに旧さは歴然としている。しかし、タイヤ周りはしっかりしていることや、ナンバープレートもついていることなどから、「実働中」といってもおかしくはない。
いずれにせよ、この大らかなスタイルは「旧き良き時代のアメリカ」のイメージをしっかりと伝えていると思う。
それにしてもこの老シェビー、「親元」GMのみっともない今の体たらくを、いったいどう感じているのであろうか?




2009.05.25 杉並区蚕糸公園の亀

2009-05-26 09:27:43 | 散歩
こうして亀の顔を見ると、横に鮮やかな赤と黄色のストライプが入っている。それなりに飾っているわけだ。亀は色気の無い生き物かと思っていたのは小生の偏見かと気づかされた。
この一緒に日向ぼっこをしている二匹の関係は如何なるものなのだろうか?
親子なのか、ツーショットなのか? それとも亀には身を寄せ合う習性があって、たまたま出会った二匹がそうしているだけなのか? 
いずれにせよ、「どうでもかめへん」と言われそうだ。


2009.05.24 アジサイの季節到来!

2009-05-25 08:17:01 | 散歩
アジサイは「雨に咲く花」だと思う。
雨模様の天気。散歩する目にアジサイが急に目立つようになった。
かくして、今年もアジサイの季節到来だ。
この日本、スイセン、梅、サクラ、椿・・・など、季節の移ろいの多様さには本当に目を見張るばかりだ。一方、高齢者扱いされ始めたこの身には、正直、「この花を見るのもあと何回か?」との思いも時々は胸を過ぎる。しかし、「だからこそ今年を楽しもう」という気持ちになるのも間違いない。


2009.05.08 雨上がりの新宿中央公園

2009-05-24 08:57:05 | 散歩
朝雨が強かった。雷も鳴り響いた。しかし、十時ごろには上がった。早速、散歩に出た。
写真は、新宿中央公園。もうびっしりになった緑は、雨に洗われて色鮮やか。しかし、公園の空気には、まだ湿気が充満しているかのように感じられた。

使用カメラは。Agfa Ambi Silette。古いカメラだ。しかし、よく写る。特に最近、携行する古くなった小型露出計を新調してから、きれいな写りを安定して楽しめるようになった。これで、露出を決め、撮影する位地を調整し、ピントを合わせ、手振れに気をつけつつシャッターを押すという、基本動作に従ったスローな撮影を楽しめる。
さらには、フィルムを現像に出さねばならない。最後に現像済みフィルムをスキャナーにかけ、やっと「写真」を目にする。
こうして、スローにスローの輪をかけたような結果がひどい写真に終わるのだったら身も蓋も無いのは無論である。しかしそんなことはない。デジカメとは一線を画す質感を持つ、なかなかの出来ばえを楽しめる。




2009.04.05 マルセイユ⑧ 旅の終わりの「晩餐」

2009-05-23 09:48:13 | 海外旅行
この旅最後の「晩餐」にと、「リトル チュニス」の外縁、ローマ通りに面したところで見つけたシーフードレストランに出かけた。このレストランは、店の前、歩道上に屋台を出していて、ここでカニ・エビ・貝類を売りもしている。
注文したのは、写真の通り、高盃になったプレート上に氷を敷き詰め、その上にいろいろな種類の貝類やカニ・エビをのせたもの。ツブ貝のようなやつ以外の貝類は生。他はゆでてあった。
貝類の中では、やはり、ムール貝の生が一番! 日本でもムールを生で食べることは無いゆえに、この旨さには「旅のもうけもの」を感じた。
真ん中に載せられた大きめのカニは、Tourteaux とかいう種類らしい。これは、甲羅を開けると卵が詰まっていて、みそと一緒になった味がなかなかのものであった。
かくして、この旅最後の晩は満足のうちに終えることができた。翌日は朝マルセイユを発ち、スキポール乗継で成田に戻る長旅に又耐えなければならない。



レストラン前の貝類売り場


2009.04.05 マルセイユ⑦ 「リトル チュニス」

2009-05-22 10:31:32 | 海外旅行
無論、「リトル チュニス」などと言う名の地は存在しない。ここで、小生が勝手に使った名称である。
何しろ、行き交う人の殆どが濃いひげ、黒い短髪、浅黒い肌、鋭い目つきのアラブ人だ。北アフリカ出身者に違いない。
店がたち並んでいるところは、まるでチュニスで見たマルシェ(マーケット)そのもの。
・・というわけで、小生にとっては、マルセイユのこの一角を一言で言い表せば「リトル チュニス」になる。
我々のこの旅はチュニジアへの「里帰り」から始まった。そして、思いがけずにこのマルセイユでも、「リトル チュニス」ですっかり寛いだ気持ちに戻って旅の終わりを迎えられたのは全くの僥倖であった。