散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2010.11.10 下北沢: Fujica Compact CDは最高!

2010-11-30 09:11:34 | 散歩
小生の写真の楽しみ方は次の二通りにある:
一つは、散歩の励み、もう一つは、「写り」を楽しむ、である。
このうち、後者の視点からデジカメと古いフィルムカメラを比べると;
デジカメは確実・容易に「良い写り」を楽しめる。したがってメモ用、旅行のお供、或は何か家族行事等にはどうしてもデジカメになる。しかし、あまりにもあっけなく「良く写る」ので、「楽しみ」というと些か物足りない。
一方、古いフィルムカメラでは、先ずしっかり写っているかどうかが現像するまで不安。撮影から始まって画を見るに至るまでには、デジカメに比べると格段に手間と時間がかかる。しかし、それだけに「良く写っている」とうれしさ格別である。しかも、この「良く写っている」味がデジカメ写真のそれとは一味違うのも又楽しい。
今日でおしまいのこの11月、そのようなフィルムカメラの楽しみを味わえた「月間優等賞」は、10日に下北沢散歩で携えたFujica Compact CDだった。とにかく、「良く写る」のだ!




Film: Kodak GA 100

2010.11.20 古~いワイドレンズで撮った西新宿ビル街

2010-11-29 09:56:58 | 散歩
28mmレンズを古いカメラ、Fujica ST705Wにつけて持ち出した。「たまにはワイドレンズを使ってみよう」と思った次第だ。
レンズの正式名は、"SMC TAKUMAR 28mm f3.5"。1960年代後半にPENTAXが製造販売したもの。古~いレンズだ。だが、「好き者」の間では今なお高評判のレンズらしい。
下の写真は、この日西新宿ビル街で撮ったもの。なかなか色のり良くシャープに写っている。「古いから、と馬鹿にはできない」ことを再認識できた。




Film: Kodak GC 400

2010.11.17 新潟県五泉市 黄金の里②

2010-11-28 10:16:07 | 国内旅行
秋を彩る主役は紅葉・黄葉であるには違いない。しかし、葉を落とした木に残る柿の実もそれに加えたいと私は思っている。澄んだ青空の下、朱色を際立たせるのが何とも画になるのだ。
五泉では、青空に加え、農家の青い屋根をも背景にした一本の柿木がとても印象的だった。


Camera: Sony α900/SIGMA macro 70mm f2.8 EX DG

2010.11.17 新潟県五泉市 黄金の里

2010-11-27 10:20:54 | 散歩
イチョウの林、森とか並木があるわけではない。イチョウは点在する農家の敷地内に一、二本植えられている。
それで、「黄金の里」とは「イチョウの大木が色づいたのをあちこちに見ることができる里」ということなのである。
それにしても、静かで明るく豊かな感じの農村地帯である。青空の下、黄金色が引き立つイチョウと相俟って、心和まされ、満たされる思いを味わえた。
紅葉の類の紅葉も綺麗だった。




Camera: Sony α900/ SIGMA macro 90mm f2.8 EX DG

2010.11.15 杉並区和泉通り: 「満開」の一本桜

2010-11-26 09:20:50 | 散歩
和泉通りは、大原交差点から北に向かってすぐの泉南交差点から斜め左方に向け、環七に沿って続く道である。道幅はそこそこ広い。
この道は、環七を「新道」とすれば、「旧道」のような形になっていて、古くからあるのであろう家並・店並が所々見られる。環七の騒音・排気ガスが嘘のように遠のいた感じになることもあり、ここの散歩はなかなか気分が良い。
この日、折から晩秋。道端の大きな一本桜は、黄褐色に染まった葉をつけた枝を道幅一杯に広げていた。
春の花、秋の黄葉とそれぞれ「満開」を楽しませてくれる桜は、「一粒で二度おいしい」。


Camera: Sony α900/ Minolta AF 50mm f1.7

2010.11016 新潟県十日町市 美人林② ブナ林に積もる落ち葉

2010-11-25 09:55:50 | 国内旅行
落ち葉一枚一枚を動物に例えれば、これは「死屍累々」の光景。そこまで行かなくとも、脱皮する動物に例えれば「抜け殻累々」となる。
これらを想像すると気味悪いものとなる。
花だって散り落ちたものが綺麗なのは桜ぐらいで、他の殆どは茶色に枯れしぼんで目も当てられないないものとなる。
しかし、落ち葉は決してそうではない。「美しい!」。まさに「有終の美」というやつだろう。見習わないといけないか? 「濡れ落ち葉」は評判悪いが・・




Camera: Sony α900/ Sigma AF macro 70mm f2.8 EX DG

2010.11016 新潟県十日町市 美人林

2010-11-22 13:38:56 | 国内旅行
「あまりにもブナの立ち姿が美しいことから美人林(びじんばやし)と呼ばれる」、だそうだ。
説明によると、「昭和初期、木炭にするため全て伐採され裸山になりました。ところがあるとき、この山のブナの若芽が一斉に生えだし・・」とある。それから時を経て、現在樹齢約八十年と言う。
今、折から落葉の時期。木々の下、大地はすっかり落葉で敷き詰められていた。何しろ、森らしい森だ。もし、誰もいない静かな中であったら、きっと「森の幽玄・神秘」を感じずにはいなかっただろうと思った。




Camera: Sony α900/ Sigma macro 70mm f2.8 EX DG