コタキナバルから南に、空港の脇を通る道を、約40km辿るとパパールと言う街に着く。海岸線沿いの道ではあるが、森や沼地、或は民家に遮られて、海は見えない。しかし、明るくのんびりした感じで、気分の良いドライブを楽しめる。
途中、先ず「ボルネオパラダイス」、さらに先に「ベリンギス」という二つのリゾートが、キナルートという街を過ぎてしばらくのところにある。どちらも、「地球の歩き方」などには載っていない。だからというわけでもなかろうが、所謂豪華さは無い。
しかし、ボルネオパラダイスで浜辺のレストランを覗いたら、朝食が30RMだった。コタキナバルの一流ホテル並みの値段だ。
ベリンギスではオーストラリア人らしい客を見かけた。他の客は東洋系で、地元の人なのか、或は中国などからやってきたのかは見分けはつかなかった。
いずれにせよ、シャングリ・ラとか言った、外国人向けの高級リゾートに比べれば、宿泊費ははるかに経済的なのだろう。
写真は、ボルネオパラダイスで撮った。海辺には誰もいなかった。リゾート客は、海辺のプールで泳ぐのが普通で、海には入らないらしい。
そういえば、コタキナバルの一帯は遠浅の浜辺になっているのだが、そこで「海水浴」をする人の姿は殆ど見ないといっても良いくらいだ。