散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2010.03.21 下北沢: 超露出オーバーでも様になった写真

2010-03-29 17:53:16 | 散歩
カラフルな下北沢の町をFujica V2で撮ろうと、いそいそと出かけた。
ところが、現像から上がったネガを見ると、全コマが露出オーバーになっていた。カメラを調べたら、なんと絞りがバカになっていて開けっ放し、・・ということは、平均で4絞りほど、即ち10~20倍ほどの露出オーバーになっている。せロートルカメラ、「機能障害」を起こしたようだ。
それでも、幸いネガ撮りだから少なくとも「像」は見られる。しかしもしリバーサルだったら、恐らく「絵は無い」ほどになっていそうな出鱈目な露出だ。
スキャナーにかけてみると、やはり一応の「画」にはなっている。しかし大部分はメロメロで、「写真」と言うにはおこがましいレベル。
その中で、Photoshopで補正を加えたりして何とか見られるかというのが下の三点。何となく不自然な感じが無くはないが流石に名機・命玉で撮った写真、それなりに良い調子・雰囲気の画になっている。






2010.03.18 京王フローラルガーデンAnge

2010-03-29 09:45:31 | 散歩
ここ、かつては「京王百花園」という名であった。それが、最近は「フローラルガーデンAnge」となっている。「かっこ良すぎる」名だと、小生は思う。
「フローラルガーデン」は、まあ、分るとしても、「Ange」の意味を分る人がどのくらいいるのだろうか? 小生、フランス語の辞書でAngeを引いてみたら、「天使」とあった。
「ここが何で天使なんだい?」と首をかしげたくなる。何も、「京王百花園」のままで良いのではないかと思うのだが・・、そう考える小生も「古い人間」のお仲間なのか?
園内はよく手入れが行き届いていてキレイ。今、木蓮とか桃の類が満開だった。しかし、入園料500円にしては「狭い」というのが正直な印象。

以下の写真はKowa SETR2で撮影。「コルゲンコーワ」で名を知られた薬屋が作ったカメラというのが面白いと思って、もう7、8年も前にオークションで買った古いカメラ。しかし、シャッターが不調そうで、ずっと箪笥の上の「置物」・来宅した孫の「おもちゃ」になっていた。
今回、初めて使用してみた。やっぱりシャッターがずいぶん遅いようだ。 撮ったネガは超オーバー。それで、見る画の色味や階調は何か調子が一つ外れている。しかし、それでも結構シャープさが残っている。このレンズ本来の「素質」はなかなかなのではないだろうか。






Camera: Kowa SETR2/ Kowa-R 50mm f1.8
Film: Kodak GC400

2010.03.18 調布市 「天神通り」

2010-03-28 09:20:00 | 散歩
「天神通り」は、京王線調布駅北口から北に向かうメインストリート、「電通大通」、に対し東側に並行する、いわば「裏道」のような形になっている。入口は、駅北口から電通大道を歩いて最初の信号を右に曲り旧甲州街道に入ってすぐの所。終点は、甲州街道を越えた先、布田天神境内である。
要はこの道、布田天神の「参道」なのだろう。しかし「参道的」な雰囲気は余り無い。かと言って商店街とも飲食街と言えそうにもない。かなり綺麗に整備されているが、通りの性格が余りはっきりしない。もっとも、小生今回ここを歩いたのは昼飯時。夕方などになると又違うのかもしれないが・・
下の写真は、そんな中途半端とも言える通りの印象の中でも、「力が入っている」様に見えてカメラを向けた通りの標識のいくつかである。




Camera: Kowa SETR2
Film: Kodak GC411

2010.03.16 渋谷区本町 妖気漂うトンネル

2010-03-27 08:45:28 | 散歩
本町1バス停あたりに水道道路の下をくぐって南北に通ずるトンネルがある。
上を行く水道道路は、まあ、「主要道」かもしれないが、その下、トンネルのある道はいわば「地域道」で、人や車の往来が多いと言うわけでもない。
そのトンネル、何時頃できたのか? ずいぶん古びている。コンクリート製。古代ギリシャ・ローマの円柱を思わせる形になっている。
この日、このトンネルの前を通りかかって、入口両脇にずいぶん「立派な」門柱のようなものがしつらえられていることに気がついた。ここは散歩で何度か通ったことのある所であるが、初めてこれに気がついた。冬の間、上部を覆っている雑草が根だけになり、トンネル入口全体が曝され、見やすくなっていたのかもしれない。
それにしても、何か「妖気」のようなものさえ漂う姿であった。



2010.03.15 渋谷区代々木: ワインディングロードの風景

2010-03-26 08:35:45 | 散歩
写真は、代々木駅から南に向かって歩き、北参道入口あたりで見た「ワインディングロード」である。
都心部でワインディングロードを見る機会は殆どない。もしそんな道があったとしても、なかなか「風景の主役」にはなりにくい。溢れかえるような車や人で、「うねるような路面」など見えるはずもないからだ。
・・というわけで、こんな風景も意外に「珍しい」。


Camera: Nikon F4/ Ai Nikkor 50mm f1.8
film: Kodak GC400

2005.03.17 青梅 吉野梅郷③

2010-03-25 08:52:13 | 散歩
「梅の公園」を見物後、JR青梅線二俣尾駅までの3kmほどをブラブラ歩いた。道中は、まさに「梅郷」であった。梅ノ木が植わった個人の庭やちょっとした広場のような所が「オープンガーデン」になっていて、梅見物の客を迎え入れていた。そこでは、「梅の公園」の豪華絢爛たる有様とはまた異なり、楚々とした風情の梅を楽しむことが出来た。
梅に混じり、ミツマタの花がずいぶん咲いているのを目にした。よく見ると、木毎に花の色や大きさが違っている。花の形も微妙に違うようだ。こんなに沢山で多様なミツマタを見たのは初めて!

梅の公園近くの高台から反対側、JR青梅線方向を見た風景

Camera: DP2


Camera/ Film: Nikon F4/ Kodak GC400


Camera/ Film: Nikon F4/ Kodak GC400

2005.03.17 青梅 吉野梅郷②

2010-03-24 09:39:18 | 散歩
当たり前のことだが、「風景」は人があってこそ成り立つ。見る人がないことには、「風景」もへったくれもないわけだ。
下の写真では、風景を愛で楽しむ人たちの姿を狙って撮ったもの。「吉野梅郷の風景」とは、本来「こういう人達のもの」である。
さらには、「人が入った風景」もまた別の風景となることも言うを待たない。
風景写真とは、そんな風景の一場面・一瞬をコピーして記録し、伝えるものと言えよう。さらには、撮影する者がその風景を見て何を感じ、思ったかを表現する一手法であるとも言えよう。

なお、下の写真はSigma DP2で撮ったもの。さすがにシャープ。、梅の花一つ一つが写真上で見えるかのようで気持ちが良い。
小生にとっての風景は、「カメラ・フィルムの性能を感ずるための道具」と言った一面をも持つともいえるのか・・?




2005.03.17 青梅 吉野梅郷

2010-03-23 09:10:51 | 散歩
JR青梅線日向和田駅から、多摩川にかかる橋を渡り、「梅の公園」に向かう道を辿った。梅の時季、年に一度のかき入れ時なのだろう、のぼりで飾った道路の両側には露天や売店が元気に「営業」。梅見物の人出も、平日と言うのに相当なものであった。
道沿いには梅が街路樹として植えられている。小生、こんなのは初めて見た気がする。
山の斜面を利用して作られた「梅の公園」では梅が満開。さすがに見事!
この公園入口の少し手前、小高くなった所にお寺、天澤院がある。ここは、いわば公園を見渡す「観梅台」のような存在。「錦織なす・・」と言うか、「梅の花の絨毯」のような景観を楽しめた。






Camera: Nikon F4/ Zoom Nikkor 25-85mm f2.8-4D
Film: Kodak GC400

2010.03.10 笹塚駅南口のファンタジー

2010-03-22 09:23:26 | 散歩
午後、高架線とビルに挟まれた京王線笹塚駅南口を西側に出ようとした。太陽はほぼ正面。周囲は薄暗いが、進行方向は空が開けたかのように明るい。逆光になってまぶしいほどだ。タイル張りの路面はキラキラ光る。そこに、行きかう人の影がこっち向きに伸びる。
このあたり、普段は全く無機的で「美的感覚」などとは無関係。ごくありふれた私鉄駅の光景。しかし、こうして、光のさす状況によっては意外に心を惹かれるような世界も出現する。それで、早速カメラを取り出し、パチリ!


Camera: Agfa Ambi Silette/ Color Solinar 50mm f2.8
Film: Kodak GC400

2010.03.08 板橋宿③ 「いたばし観光センター」

2010-03-21 09:10:47 | 散歩
下の写真は、街灯の形がユニークに見えたのと、その下のおむすび屋の看板との取り合わせが面白かったのとで撮った写真だ。
しかし家でこの写真をよく見ると、街灯には「いたばし観光センター」と書かれた旗が垂れ下がっているではないか! 何だ?と思ってネットで調べると、ここは「板橋区内のさまざまな観光情報を集約し、内外に発信する情報拠点・・・区内の名所、旧跡など板橋の魅力をPRする観光パンフレットの配布や観光グッズの販売、パネル展示などをしています」とのことだ。板橋宿の観光ガイドを行なうボランティア活動の「センター」にもなっているそうだ。
・・・何か、板橋宿も「大観光地」のように思えてきた!!


Camera: Agfa Ambi Silette/ Color Solinar 50mm f2.8
Film: Kodak GC400