散歩、旅行そして海外滞在の写真備忘録

過ぎ行く時間の中で、心に残り、蘇る記憶を、「私の写真備忘録」としてここにまとめたい。

2005.11.20 日 La Marsa, ビゼルトの友人家族

2007-03-15 11:05:47 | 回想・チュニジア日記
(回想チュニジア日記)
帰国まであと十日。
使っていた小型冷蔵庫などを、ビゼルトの友人にさしあげることにした。その引取りかたがた、家族皆さんで我家に別れの挨拶に来てくれた。

残念ながら、撮った記念写真はピンボケ。カメラ(Olympus E-1)のフォーカシングがAFではなく、MFになってしまっていたのに気づかなかったのだ。
Olympus E-1は、このフォーカシング設定のスウィッチが何かにあたったりして勝手に動いてしまいやすいのが欠点の一つ。

チュニジアでは砂漠からやってくる細かい砂塵がいつも舞う。当時、CCDについたほこりを自動除去する機能がついていたのはOlympus E-1だけ。それで、チュニジアでの使用を考えると、一眼デジカメ機種選択のオプションはこれしかなかった。
結局、チュニジアでの一年間の使用で、CCDへの埃つきのトラブルは起きなかった。また、併用したコンパクトデジカメにくらべれば、さすがに写りの差は歴然。上述のような欠点はあるにても、まあ、よく期待に応えてくれたと思っている。


2003.03.31 小田原城址公園

2007-03-15 10:08:35 | 国内旅行
満開の桜の下、遊園地の汽車が子供を乗せて走る。
心和む光景だ。汽車に乗っている子供たちは(大人も)、きっと心豊かな思いで楽しんでいるに違いない。
一方、ジェットコースターみたいな乗り物はどうだろう? 楽しさの質がちがう。スリルとかスピードとか。しかし、「心豊かさ」では無い。

小田原城址公園のこの汽車ポッポでは、言わば、「等身大の楽しさ」が心豊かさを感じさせるのだと思う。
思えば、今、我々の生活や生き方から、「等身大」の世界が極端に狭まってしまっている。結果、「我」があやふやになってしまう。当然、そこでは心の豊かさも感じにくくなる。
最近新聞を賑やかすような、おかしな人間や事件、或は社会現象を考える上で、この「等身大」がキーワードの一つではないか!
・・・・・などと、この古めな一枚の写真が小生をまじめな思いに引き込んだ。

それにしても、クラシックなカメラで撮った「銀塩写真」もなかなかいける。デジカメにはまだまだ引けをとらない、と何故か少しうれしくなる。


camera: Graflex CENTURY35
film: FUJI S-200