12/15~週の日経平均は、前半は原油安を背景にしてリスクオフが働き、
日経平均は、17000円台を大きく割リ込むも、米FOMC通過、利上げ時期
の慎重姿勢が示されると、NY市場が大幅高を演じ、連日ギャップアップで、
日経平均は、リバウンドした格好でした。
この間、為替もドル/円で115円台後半→119円台と、円高一服してる事も、
日経平均の戻りを強いものにしました。
結局、日経平均は1週間で249円上昇(↑1.44%)の17621円大引け。
12月第4週(12/22~12/26)の主なイベントと予定は、下記1の通りです。
注目のNY市場、大幅上昇後も週末に上げており、週明けの東京市場の追い風に。
ただ、海外投資家が今週クリスマス休暇に入るため、商いの規模が膨らまない中、
中・小型株など新興市場にフォーカスされ、年末ラリーのプロローグになるとの期待
(「掉尾の一振」を意識した動き)あります。
経済指標では、米で12/22に11月中古住宅販売件数、12/23に11月
耐久財受注額、11月個人所得/11月個人消費支出、11月新築住宅販売
件数、第3四半期GDP確報値などに注目です。
国内では、12/22に12月金融経済月報、11月全国スーパー売上高、11月
全国コンビニエンスストア売上高、12/24に11月自動車生産・販売実績、
12/25に貿易統計、11月住宅着工戸数、12/26に日本版雇用統計など
注目です。
外的要因の突発的悪化がなければ、下値は限定的なリバウンド相場に期待する。
日経平均、12月第4週(12/22~12/26)レンジは、17400円~18000円
程度を想定したい
1.12月第4週(12/22~12/26)主なイベントと予定
12/22
日本 日銀月報
日本 11月コンビ二エンスストア 売上高
日本 11月スーパーマーケット売上高
日本 ニトリHD 決算
日本 インターワークス、イーレックス 新規上場
日本 たけびし、東証2部 → 東証1部へ
日本 中広、名証2部 → 東証2部へ
日本 グランディーズ、福証Q → 東証マーザーズへ
日本 リゾートホテル アマン東京 開業
米 11月中古住宅販売件数
米 シカゴ連銀全米活動指数
EU 12月ユーロ圏消費者信頼感速報
12/23
日本 休場(天皇誕生日祝日)
米 第3四半期GDP確報
米 11月新築住宅販売
米 11月FHFA住宅価格指数
米 11月耐久財受注
米 11月個人所得
米 11月個人消費・支出
米 12月ミシガン大学消費者信頼感確報
米 ギリシャ議会・大統領選出のための第2回投票
12/24
日本 11月自動車生産・販売
日本 データセクション、綿平HD、ヨシックス 新規上場
日本 瑞光、ハイディ日高、パルコ、NaITO 各決算
日本 特別国会召集(~12/26)
日本 第3次安倍内閣発足
日本 気象庁3カ月予報
米 米株式・債券市場、短縮取引
米 新規失業保険申請件数(~12/20迄の週)
独 ドイツ市場 休場(クリスマスイブ)
仏 仏市場、短縮取引
12/25
日本 12月末、配当。優待、株式分割最終売買日
日本 NISA口座での2014年買付け最終日
日本 カヤック、エクストリーム、東京ボード工業 新規上場
日本 Jフロント、しまむら、平和堂、、ウエザーニュース 各決算
日本 日銀議事録(11/18、19分)
日本 黒田日銀総裁 講演
米 株式・債券市場、休場(クリスマス・ホリデー)
香港 休場(クリスマス・ホリデー)
英 休場(クリスマス・ホリデー)
独 休場(クリスマス・ホリデー)
仏 休場(クリスマス・ホリデー)
12/26
日本 11月有効求人倍率
日本 11月完全失業率
日本 11月家計調査
日本 11月消費者物価
日本 MRT新規上場
日本 日本商業開発、名証2部 → 東証へ
日本 高島屋、タカキュー、さが美、宝印刷、ライトオン 各決算
日本 経済対策取りまとめ
米 休場(クリスマス・ホリデー)
香港 休場(クリスマス・ホリデー)
英 休場(クリスマス・ホリデー)
独 休場(クリスマス・ホリデー)
仏 休場(クリスマス・ホリデー)
12/28
日本 中央競馬 有馬記念
ク クロアチア大統領 選挙
2.NY市場、為替/債券 各結果(12/19)
今日のNY市場はドル買いが優勢となった。FOMCを通過して、来週は
クリスマス週でもあり、きょうは様子見の雰囲気が強かったものの、中盤
からドル買いが強まっている。
特にドル買いを誘発する材料も見当たらなかったが、実需筋からまとまった
ドル買いオーダーがユーロドル中心に持ち込まれたとの観測も出ていた。
今週のFOMCでFRBが利上げ方向に一歩踏み出す中、ECBは1月にも
国債購入を含む追加緩和に乗り出すとの見方も強まっている。日銀もきょうの
黒田総裁の会見から緩和姿勢をにじませていた。この先の金融政策の方向感
の違いから、来年にかけてもドル買いが続くとの見方は根強い。
ユーロドルは1.22台前半まで下落。12月8日につけた直近安値の1.2245
水準がサポートとして意識されていたが、その水準をブレイクした格好。
一方、ドル円は序盤に118円台に下落する場面もあったが、119円台半ばの
水準に戻している。原油が反発していたこともサポートしたようだ。120円台
回復を目指す動きが続いている。 http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=238974
米国債利回り
2年債 0.638(+0.007)
10年債 2.157(-0.050)
30年債 2.751(-0.067)
期待インフレ率 1.688(+0.038)
*期待インフレ率は10年債で算出
今日のNY債券市場、利回りは低下。きょうはFOMC以降の利回り上昇が一服
していた。
ただ、来年の利上げが確実視される中、政策金利の動向に敏感な2年債利
回りは上昇している。
2年債は0.65%台まで一時上昇し、10年債は2.16%まで低下した。
2-10年債の利回り格差は+153(前日+158)に縮小。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=238973
3.NY株式市場 結果(12/19)
NY株式19日
ダウ平均 17804.80(+26.65 +0.15%)
S&P500 2070.65( +9.42 +0.46%)
ナスダック 4765.38(+16.98 +0.36%)
CME日経平均 17795 (大証比:+125 +0.71%)
今日のNY株式市場は続伸。FOMCを通過し、来週はクリスマス週でもあり、
積極的にポジションを取りに行こうという動きには乏しい。ただ、原油に買戻しが
強まっていたことで、エネルギー株中心に買いが入り上昇している。
利上げ開始への懸念はあるものの、FRBは慎重姿勢を堅持している。一方で
米経済の先行きには自信を示していることで、株価は堅調な動きが続いている
ようだ。
ダウ採用銘柄ではシェブロン、エクソンモービル、GEが上昇。反面、ナイキ、
インテルが下落している。
ナイキは前日引け後に発表になった決算は予想を上回る好調な内容だったものの、
海外からの受注が冴えなかったことから、先行きに対する弱気な見方に繋がって
いる。
Linuxなどオープンソースソフトウェアサービスを手掛けるレッド・ハットが急伸。
前日発表の決算が予想を上回ったことが好感されている。クラウドやビックデータ
関連からの需要拡大が今後も期待される。
ナスダックも続伸。アップルは下落したものの、フェイスブック、グーグルは上昇。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=238972
4.NY市場、原油先物1月限/金先物2月限 各結果(12/19)
NY原油先物1月限(WTI)
1バレル=56.52(+2.41 +4.45%)
ブレント先物2 月限(ICE)(終値)
1バレル=61.38(+2.11 +3.56%)
ブレント-WTI(2月限)4.25 (前日 5.36)
今日のNY原油先物相場は大幅反発。特に買い戻す材料もなかったが、この所の
乱高下を伴った下落からの買戻しが強まった。
OPECは依然として現状の動きを看過する姿勢を崩しておらず、荒い値動きが
もうしばらく続くとの見方も出ている。
きょう最終売買日を迎えた1月限は56ドル台まで買い戻された。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=238967
NY金先物2月限(COMEX)
1オンス=1196.00(+1.20 +0.10%)
今日のNY金先物相場は小動き。方向感がなく1200ドル付近での小幅な動きが
続いている。
景気先行き懸念からも、インフレヘッジからも、金への買いのインセンティブは
高まっていないが、新興国への懸念もある中、下値では消去法的な買いは出る様だ。
今日の2月限は1200ドル直下での振幅が続いた。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=238969
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