初夏を思わせる天候の中、季節感も花の移り変わりに目をやると、ツツジの
謳歌からアジサイのつぼみが大きくなって出番交代を思わせます。
株式市場も、日経平均2万円台突入で、値固めしつつ通過点で上値追いも
あるのは、PER水準から頷けます。
そんな中、来週以降は、東証1部の業績評価不足の出遅れ株に食指を動かす
一方、新興株はどうなんだ!と思っていた矢先、興味ある記事があったので
土曜の晩、アレンジし、アップします。
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20日取引時間中に東証1部の時価総額が一時591兆9158億円に達し、
1989年12月末の過去最高記録(500兆9087億円)を上回った事が
複数のメディアで取り上げられ話題になった。
① 日経平均が目先の目標達成感が出やすい2万円に乗せ、また、決算
発表が一巡し株価をブーストするだけの材料を目先見出しにくい環境
② 時価総額を巡る報道をきっかけに89年当時と比べた景況感の違いも
世間で話題になった-
こともあり5月第4週の日経平均は、ジリ高商状。
こうした中、資金の一部が出遅れ銘柄が多い新興市場に向かいJASDAQ、
マザーズの新興2市場の売買代金は19~21日と3日連続で2000億円
超え。3日連続2000億円超えは、昨年12/19~今年1/9の12日間
連続以来となる。
5月第最終週は、月末だが、大きなイベントがない。G7サミットや米雇用統計
発表がある6月上旬の方が、全体相場の方好感を探りやすく、最終週も似た
ような展開が続くのでは。(市場関係者)との見方が聞かれる。
なお、東証1部の市場時価総額に関して一言。市場時価総額は過去最高水準
だが、銘柄数は89年12月末の1165銘柄に対し、2015年5/20では
1882銘柄で、当時に比べ6割増加している。1銘柄当りの平均時価総額は
5072億円に対し、3135億円となり、当時に比べ4割ほど低い。
ここもとの市場時価総額の過去最高到達を、相場の天井到達と捉えるのは、
早計だろう。 (出典;日本証券新聞15/5/25号)
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海外環境の極端な悪材料が無い限り、底堅い展開が継続しそうですが、業績
未評価の出遅れ株を、中期の視点で保有するスタンスなら、高値掴みの心配も
ないかもしれません。
利益出ている銘柄を売却し、発掘した出遅れ株に再投資するチャンスになりそう。
個人的に注目している FPG(7148)、カカクコム(2371)、エムスリー(2413)
DeNA(2432)。新興では、いちご(2337)、MCJ(6670)、BBT(3776)辺り
おもしろいかと ・・・ (注:最終投資は、自己判断で願います!!)
それでは、また。