「横浜ザル」の株式投資独り言

株式投資等で資産形成を目指し、ゴールは超億万長者!?
経済動向や日経平均の将来分析、投資銘柄のメモや雑感を綴ります。

中国で株ブーム!?

2015-05-05 23:56:30 | 役立つ投資情報

        
3月以降、中国株式市場が右肩上がりに上昇しており、株ブームとなって
いると一部新聞報道にも出ています。

そこで、今宵は、中国市場の現状をレポートした記事をアップします。

----------------------------------
中国株式市場が高騰している。年始以来、3000ポイント前半で推移してた
上海総合指数は、3月から右肩上がりで続伸し、20日には一時、7年ぶり
となる4300ポイント台をマークした。   (注:5/5も同水準です)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150504-00844139-sspa-soci

今年1~3月期の実質成長率が7%に留まる等、中国経済はスローダウンも
指摘されているが、対照的な株価高騰には、バブルの懸念も付きまとう。

ところがそんなことはお構いなしに、庶民も巻き込んでの「株ブーム」が起こっ
ている。広州市在住の日系工場勤務・戸田さん(仮名)も話す。

「近所の公園では、老人たちが昼間から賭けマージャンをしているのをよく目
にしましたが、最近はとんと見かけなくなった。株が高騰し始めて以来、みんな
家で株ネット取引をしている。朝や昼間も飲茶レストランに行けば、老人たちは
みんな株の話をしている」

年寄りが余剰資金で株取引しているくらいならいいかもしれない。しかし、
重慶市の飲食店経営、土田さん(仮名)によると、株式に“オールイン”して
しまう投資家も少なくないとか。

「仕事中いつもスマホ片手に株取引をしていたコックがいたんですが、3月末に
なって『取引に集中したい』と仕事を辞めてしまいました。また、ある知人も、
同時期に自宅を売って賃貸に引っ越し、売却益をすべて株に突っ込んでました。
いつものことながら、中国人はやることが極端すぎます。
その知人は昨年、理財で大損したのに、まったく学習してませんよ」

庶民も浮かれる株高だが、中国株に詳しいアナリストの田代氏はこう分析する。

「利下げや預金準備率引き下げなどの金融緩和や、株の信用取引の規制緩和、
さらに不動産や理財からの投資マネーの還流など、複数の要因が指摘されて
います。それらに加え、私は習政権による反腐敗運動も、株価に大きな影響を
与えていると思います。最近の株式市場を買い支えているのは、中国国内の
個人投資家です。

証券会社は過去最高ペースで口座開設が続いていると言います。

個人投資家は、既得権益を打ち破ろうとする現政権に対し、『経済を含めた
全面的な改革をやってくれる』との期待感がある。期待があるうちは、中国
株式市場がハードランディングすることはないはずです」

一方、中国在住フリーライターの吉井透氏は、世界を賑わすAIIBの創設も
株価に影響を与えていると指摘しています。

「今まで国内が投資先だった理財も、今後は海外インフラ開発事業に向かう
ことになる。市場に、AIIB創設により、国内のだぶついた資金が開発事業の
名の下に海外に向かい、その事業を中国企業が受注することで、中国経済に
大きな恩恵をもたらすという見方がある。一方でAIIBの傘下にファンドを設け、
各国の政府系投資ファンドから幅広く資金を集める方針が明らかになりました
が、海外ファンドの資金も中国企業に流れることになる。

創設時のルールに関する議論がまとまり、全体像が見えてくれば、株価が
ますます上がるのでは」

日本の株高とは様相が異なる中国の株高。根拠が不明瞭なだけに一寸先は
闇のようにも見えるが。     (出典:週間SPA15/5/4号 取材、奥窪優木)
----------------------------------

AIIBの創設が、営業前から期待を生み出し、一般投資家を巻き込んで、
バブル的状況を生み出しているように見え、中国市場への投資は注意が
必要なようです。

さて、今晩のNY市場、4月ISM非製造業景気指数は57.8(予想56.5)
と緩やかな改善が続いているようですが、利上げ時期の思惑が燻り、やや
下落してのスタート。
終了時にどこまで戻すか、注目しましょうか。

それでは、また。

                                   
 ☆各1クリック応援の協力を お願いします。☆ 

 

 にほんブログ村

  株式投資ランキング