任天堂が平成27年3月期連結決算で4年ぶりに営業黒字を確保した。ただ、
コスト削減に加えて円安恩恵が大きく、まだ復調には遠い。28年3月期は
ゲーム専用機の本体、ソフト販売とも前期を下回る予想のため、年内に発売
するスマートフォン向けゲームが浮沈の鍵を握る。
一方で、スマホは専用機と収益構造が大きく異なるため、柱に育てられるか
不透明な状況です。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150507-00000563-san-bus_all
「任天堂がやる以上、成果を出さないと意味がない」。大阪市内で7日会見
した任天堂の岩田社長はこう強調し、スマホでの成功に自信を見せた。
額は明らかにしなかったが、28年3月期業績予想にスマホでの売り上げを
盛り込みました。
3月にソーシャルゲーム大手のディー・エヌ・エー(DeNA)と資本業務
提携してスマホ参入を発表後、任天堂の株価は大幅に上昇している。投資家
から期待が大きいのは確かです。
岩田社長は、専用機で人気の「マリオカート」シリーズのプロデューサーを
スマホ向け開発責任者に抜擢したことを明らかにし、「任天堂の本気度が
分かってもらえるはず」と、専用機並みの開発人員でスマホに臨む考えを
示しました。
ただ、スマホで高収益のゲームは一部ユーザーによる高額課金に頼って
いる場合がほとんどで、ゲーム自体のおもしろさよりも、いかに課金させる
かに重点が置かれています。
今後、任天堂とコラボしたDeNAの両社の業績に注目しています。
さて、日経平均は、大幅反落し239円安の19291円の大引けでした。
(出来高 概算23.6億株の商いでした。)
GW中の欧米市場の不安定さを織り込んでのスタートも為替の円高傾向
から先物主導の売りに押され、19300円を割り込んでの終了でした。
日経平均は、ボリンジャーバンドのー1σを割り込み、やや売られすぎ水準。
今日の下落がダマシとなるか、明日の動きに注目です。
注目のNY市場、もみ合いスタートも先程発表された新規失業保険申請件数が
改善され、明日の雇用統計を前に、上昇しています。
終了時にプラス圏となるか、注目されます。
明日の日経平均、週末ですが、反発を想定しています。