新日鉄と住金が経営統合に向け、統合基本契約を締結したと発表しました。
新会社名は「新日鉄住金」で、存続会社は新日鉄になるようです。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201109/2011092200815&rel=y&g=eco
プレス発表によれば、12/10月の合併を目指す新日本製鉄の宗岡社長と
住友金属工業の友野社長は、記者会見し、統合基本契約を締結したと発表。
海外拠点の再編や生産効率化、資金調達の一元化などで、合併後3年を
めどに統合効果として年間1500億円のコスト削減を見込む様です。
新会社名は「新日鉄住金」で、存続会社は新日鉄。
合併比率は1対0.735とし、住金株1株に新日鉄株0.735株を割りあて
ます。
合併により、粗鋼生産量でルクセンブルクのアルセロール・ミッタルに次ぐ
世界2位の製鉄会社が誕生し、規模の拡大で競争力を向上させ、総合力世界
No.1の鉄鋼メーカーを目指す算段です。
また、両社で年間約5000万トンの粗鋼生産量を、合併後は6000万~
7000万トンに引き上げると表明しています。
ミッタルが巨大化し、日本の鉄鋼メーカー買収に向け、食指を動かしてたのは
事実で、「鉄は国家なり」は陳腐なフレーズでも、オールドインダストリーも
重要な産業であることに間違いありません。買収される前に、企業連合で対抗
しようと、両社の思惑が一致したのも頷けます。
今後の戦略が注目されます。
さて、日経平均は、大幅に下落し180円安の8560円の大引けでした。
(出来高 概算17億株の商いでした。)
今朝方のNY市場、FOMC通過も事前予想のツイストオペのみの発表で、
失望売りの展開となりました。また、スマートフォン販売に、KDDIも
参入で、ソフトバンクの独占販売が崩れるとの思惑から、ソフトバンクの大幅
下落は、投資マインドを冷え込ませた感があります。
日経平均大幅下落で、ボリンジャーバンドの-1σからー2σへ接近と売られ
すぎで、3連休を控えて、外部環境のさらなる悪化を懸念した手仕舞い売りと
すれば、来週以降の反応は、3連休中の外部要因次第の面もありそうです。
とにかく踏ん張りところです。
今晩のNY市場、自律反発となるか、注目しています。
ブロガー、読者の皆さん良い3連休を!
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