8/30の総選挙に向け、与野党共、真夏の選挙戦に突入しました。
連休明け21日は衆院解散で、停滞してた政治に 変化の芽が現れ始め、国民は、
自分達の意思を政治に伝えるチャンス到来。民意は、政権交代を暗示しています。
さて、7/M以降、米市場で 企業決算の開示が本格化しました。
金融機関を始め、思った程悪くない決算。米住宅関連指標の一部改善が見られ、
NY市場は、リバウンド基調を強め、ダウが9093ドルと年初来高値を更新。
また、中国の景気は 想定以上に強く、4~6月期は7.9%成長となりました。
中国の粗鋼生産が、1~6月で1.2%増で最高となり、景気対策と来年度の上海
万博開催に向け、需要増の拡大も見込めます。
09年度の経済成長率は、8%成長も現実味を帯びてきた状況です。
一方、日本市場は、米市場のリバウンドに歩調を合わせ、月前半のベアなマインド
からブルなマインドに変化し、日経平均は3年8ヶ月ぶり8連騰になりました。
1週間前の週末予想は、9700円程度でしたから、週末9944円と、予想から
244円も上振れし、うれしい誤算でした。
結局、日経平均は、1週間で549円の上昇となりました。
明日以降 月末にかけ、日本では、第1四半期決算が本格化します。また、日米共、
注目の経済指標発表もあります。
国内の経済指標、7/28に6月自動車販売台数、7/30に鉱工業生産、7/31に
完全失業率や有効求人倍率、住宅着工件数等の発表があります。
また、NY市場は、7/27に6月新築住宅販売件数、7/28にS&P/ケース・
シラー住宅価格指数、7月消費者信頼感指数、7/29にベージュブック、7/31に
第2四半期GDP速報値、7月シカゴ購買部景気指数などあります。
ポイントは、7/28のS&P/ケース・シラー住宅価格指数で、住宅価格下げ止りや
改善が確認できれば、リバウンドに はずみをつけるでしょう。
日本市場は、7/27が7月決算企業の権利付最終日、7/28が権利落ち日となり
第1四半期決算発表が、週末のピーク(7/30、31の2日間で800社以上)を迎え
09年通期業績を上方修正する様な企業が続出し、為替が、95円台以上の円安に
シフトすれば、日経平均の年初来高値更新もありそうです。
7/27~7/31の日経平均は、9800円~10250円程度を想定しています。
1.7月最終週、国内外の主なイベントと予定(7/27~7/31)
7/27
米 6月新築住宅販売件数 (予想、35万戸程度)
日本 東日本旅客鉄道、商船三井、日本郵船、JSR、日立建機、日立金属
東海ゴム工業 各決算
米 ベライゾン、アムジェン、ハネウェル 各決算
7/28
日本 6月自動車販売台数
米 5月S&P/ケース・シラー住宅価格指数
米 7月消費者信頼感指数 (予想、50.0)
日本 JFEH、ヤフー、コマツ、日立、大阪ガス、パナソニック電工、
日立化成、ヤクルト、SBIH、USS、DeNA、みずほイン、コメリ、
シマノ(中)、キヤノン(中) 各決算
米 コーチ 決算
独 ドイツ銀行 決算
7/29
米 6月耐久財受注 (予想、前月比-0.5%)
米 米地区連銀経済報告(ベージュブック)
独 7月消費者物価速報値
日本 本田、日産、新日鉄、野村H、東芝、JR東海、九電、住友電工、
新日石、住友鉱山、JR西日本、住生活G、アドバンテスト、村田
スタンレー、松井証券 各決算
米 コノコ・フィリップス、シマンテック、ムーディーズ、ハートフォード
7/30
日本 6月鉱工業生産速報値 (予想、前月比+2.4%)
日本 NTTドコモ、任天堂、JT、ソニー、関電、信越化学、ソフトバンク
三井不動産、京セラ、三菱電機、住商、住金、富士通、シャープ、
東北電力、東京ガス、テルモ、三菱自、住信銀、丸紅、四国電力、
日本碍子、日電、田辺三菱製薬、資生堂、小田急電鉄、ヤマトH、
阪急阪神H、大東建託、神戸鋼、ベネッセC、新日鉱H、イビデン、
北海道電力、三洋電、栗田、京王電鉄、京都銀、フジメディアH、
アコム、マツダ、オムロン、野村不、積水化学、セイコーエプ、日テレ
日清製粉G、日本精工、JCOM(中) 各決算
米 エクソンモービル、ウォルト・ディズニー、トラベラーズ、マスターカード
ダウ・ケミカル、モトローラ、イーストマン・コダック、CIT G
7/31
日本 6月失業率、有効求人倍率
日本 6月消費者物価 (予想、前年比-1.7%)
米 第2四半期GDP速報値 (予想、前期比年率-1.6%)
米 7月シカゴ購買部協会景気指数(予想、42.1)
日本 三菱UFJFG、東電、武田薬品、三菱商事、みずほFG、デンソー
三菱地所、中部電力、富士フイルムH、りそなH、第一三共、三菱重
キーエンス、エーザイ、伊藤忠、HOYA、リコー、NTTデータ、東京エレ
クラレ、中国電力、大和証券、豊田織機、住友化学、アイシン、味の素
三菱ケミカル、、みずほ信託銀行、大正製薬、全日本空輸、北陸電
ユニ・チャーム、東武鉄道、電源開発、日東電工、豊田通商、みずほ
証券、日通、東洋製罐、、川重、日清食品H、豊田合成、大日住製薬、
セガサミーH、ふくおかFG、セブン銀行、トヨタ紡織、昭和シェル(中)
アサヒビール(中) 各決算
米 GM、シェブロン
2.NY株式市場結果(7/24)
ダウ平均 9093.24(+23.95 +0.26%)
S&P500 979.26( +2.97 +0.30%)
ナスダック 1965.96 ( -7.64 -0.39%)
CME日経平均 10085 (大証比:+145 +1.44%)
24日のNY株式市場は小幅続伸。株式市場はソフトウェア大手マイクロソフトの
決算を嫌気、ハイテク株中心に売り優勢で幕を開けたが、中盤から買い戻された。
バーナンキFRB議長が、金融危機対策の一環である緊急貸し出し制度について、
かつてのような大規模な貸し出しを見込んでいないと述べ、景気不安がやや後退
する形となった。ダウ平均は一時9100ドル台を回復した。
ダウ採用銘柄では、薬品株、資源株が上昇をけん引した。薬品株ではメルクが
2.4%高、ファイザー製薬が2%高。メルクはシェリングプラフ買収に向けて前進した
ことが材料。
買収の障害となっていた訴訟案に和解案を提示している。ファイザー製薬、合併
予定のワイス決算が好調だったことで買われた。資源株は、景気回復期待による
商品市況の上昇に連動して買われた。
シェブロンは0.8%高、エクソンモービルは0.9%高、アルコアは2%高だった。この他
ジョンソン&ジョンソンが2.4%高。ジェネリック薬品大手テバ社と経口避妊薬を巡る
訴訟で和解すると報じられている。
ハイテク株中心のナスダックは13営業日ぶりの反落。主力株ではマイクロソフト、
アマゾン・ドットコム、ブロードコムが安い。アマゾン・ドットコムは7.8%安。
第2四半期の利益と売上高が、市場予想を下回ったことが嫌気されている。
ディスカウント商品の販売不振が響いた。ブロードコム6.7%安。同社の第2四半期
決算は景気後退でチップ需要が低迷し、利益が前年同期比で90%減となっている。
マイクロソフトは8.2%安。同社が発表した09年4-6月期決算で売上高と利益が市場
予想を下回ったことが材料。2四半期連続の減収減益で成長神話に陰りが生じて
いる。FBRキャピタルマーケッツは投資判断を「アウトパフォーム」から「マーケット
パフォーム」に引き下げている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=44296
3.NY債券市場結果(7/24)
米国債利回り
2年債 0.994(-0.017)
10年債 3.658(+0.002)
30年債 4.539(-0.011)
2-10年債 266 (+1)
24日のNY債券市場は小動き。10年債利回りはほぼ変わらずで取引を終えた。
来週の大型入札を警戒して売り優勢となる場面もあったが、軟調な株価や前日の
下げを手掛かりに国債を買い戻す動きも見られ、売買は交錯した。終盤には米国
株がプラス圏に浮上したが、債券市場の反応は限定的。来週は27日の20年物価
連動債のリオープン入札を皮切りに国債入札が相次ぐ。新発国債(5年債、7年債
10年債)の入札額は計1090億ドルと過去最大規模となる見通し。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=44284
4.NY原油先物9月限(WTI)、金先物8月限(COMEX)各結果(7/24)
NY原油先物9月限(WTI)
1バレル=68.05(+0.89 +1.33%)
23日のNY原油先物は続伸。9月限は0.89ドル高の68.05ドルで取引を終えた。
9月限は当初、前日終値を挟んで揉み合いとなったが、取引終盤から米国株が
買い戻されたことでプラス圏に浮上した。世界最大の原油消費国である米国の
景気が上向くとの期待感が相場を支えている。9月限は7月2日以来、約1ヶ月半
ぶりに68ドル台を回復した。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=44293
NY金先物8月限(COMEX)
1オンス=953.10(-1.70 -0.18%)
NY金先物は反落。8月限は1.70ドル安の953.10ドルで取引を終えた。8月限は時間
外取引で一時946.60ドルまで下落している。
ドル高で代替投資需要が後退し、利益確定売りが入った。
通常取引が始まるとドル高の一服や原油高で買われたが、マイナス圏で、取引を
終えている。
http://www.gci-klug.jp/fxnews/detail.php?id=44290
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