米国国内の実態景気を探る上で興味あるデータ、6月新車販売台数の発表が、
7/1調査会社オートデータからありました。
発表資料によれば、前年同月比27.7%減の85万9847台と20か月連続で、
前年実績を下回ったようです。
今年上期(1~6月)の合計は、前年同期比35.1%減の480万8838台。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090702-00000335-yom-bus_all
ただ、減少率は、3月から4か月連続で縮小し、20%台となったのは、昨年9月
以来9か月ぶり。市場では新車販売の底打ち感が広がっており、09年度は、下期
景気底割れ回避で、1千万台に届くかどうかと言ったところ。
チャプター11適用を申請したGMとクライスラーは、販売店網の大幅削減による
影響で、GMが前年同月比33.2%減、クライスラーが41.9%減と大幅減が
響きました。
日本勢は、トヨタが31.%減、ホンダが29.5%減、日産が23.1%減と、いずれも
前月に比べて減少率は縮小してるようです。
そんな中、トヨタの新型プリウスは、10.5%増と気を吐きました。
米国内での交通の足は、やはり車。新車を購入するには、雇用情勢の安定にある。
注目の雇用統計発表は、後述します。
さて、日経平均は、小幅続落し63円安の9876円の大引けでした。
(出来高 概算20.7億株の様子見の商いでした。)
今朝方のNY市場の上昇も、今晩の雇用統計を控え、かつNY市場が3連休前と
あって、様子見姿勢から日経平均は、1万円にタッチせず、寄り付き天井となり
買いあがる展開になりませんでした。
日経平均は、それでも25日線上にあり、5日線水準で、頑張っています。
注目のNY市場ですが、6月失業率は、9.5%(予想、9.6%)と予想と同程度の
悪化となりました。
また、新規失業保険申請件数は、61.4万件(予想、61.5万件)とほぼ予想通り
の着地。ただ、6月非農業部門雇用者数が46.7万人減(予想、36.7万人減)と
悪化を示しています。
それでも、5月製造業新規受注は、1.2%(予想、0.9%)と上方修正です。
NY市場の序盤は、6月非農業部門雇用者数の悪化を嫌気し、リスク回避の株売り
とドル安が、進んでいます。
明日が、独立記念日で休場となり、3連休前のリスク回避に拍車が掛かっている
点もありそうです。大引けにかけ、どこまで戻せるか。
明日の日経平均が続落しても、週明けの反発を予想すれば、久々買いチャンスに
なりそうです。
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