スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

円空・木喰展

2015-03-12 | 横浜


円空仏に造詣の深い友人から「是非!」と勧められた ウチの‘トノ’に
おつき合いして、横浜・そごう美術館で開催中の「円空・木喰展」へ。


日本各地を巡り 多くの仏像・神像を刻んだ2人の木彫像が、全国から
174体(円空仏89体・木喰仏85体)集められ展示されています。



円空(1632-1695)
美濃国(岐阜県)生まれ。 生涯で12万体を彫るという誓願を立てて32歳から造像を
始め、以来30年余の間に数多くの像を各地に遺しました。 現存するもの 約5,400体。

 
左:不動明王像  右:普賢菩薩像
鑿(ノミ)や鉈(ナタ)跡も荒々しい力強さと、独特の表情が特徴といわれます。



木喰(1718-1810)
甲斐国(山梨県)生まれ。 22歳で出家し、56歳から回国修行の旅に出ました。
61歳から造像を始め、80歳で1,000体、90歳で2,000体を彫る(スゴイ!)と
いう誓願を立てたといわれます。  現在 720体が確認されています。


左:如意輪観音菩薩像  右:自身像
柔らかく丸みを帯びた造形と、穏やかな微笑が特徴といわれます。
(以上 会場で貰ったリーフレットより)



そのほか、円空の「大般若経」に描かれた絵や富士山の絵・木喰の
「万人講(住民からの寄進を記した資料)」「青表紙歌集」や旅に用いた
笈(おい)など、新発見・初公開を含め約250点が展示されています。


円空・木喰に関する これだけ中身の濃い展覧会は、首都圏初とか。
「微笑みに込められた祈り」を感じに、足を運んでみられては如何でしょう☆
22日(日)まで。



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