「フラワーセンター」の花菖蒲が 今、見頃です。
ここには 当園オリジナルの ‘大船系’を初め ‘江戸系’ ‘肥後系’ ‘伊勢系’など
約120種 1300株が栽培されていて、来園者の目を楽しませています。
では、系統別に 目に留まった幾つかを ご紹介してみますね☆
<江戸系>
江戸中期、菖翁と呼ばれる旗本 松平定朝が 300近い品種を作出。 花は 変化に富み多彩で、
群生美が見事だといわれます。 葉は、剣を立てたように すっきりと伸び 爽やかな印象。
初葵
五月晴 紅公子
和田津海 春の海
追風
<伊勢系>
伊勢松坂地方を中心に 独自に栽培された品種。 三英咲きの
大輪が多く、花弁が垂れ下がり 優美で繊細な風情があります。
紅千鳥
藤の雪 紅の糸
魁(さきがけ) 紫雲
鈴の木
<長井系>
山形県長井市で発見された品種で 江戸後期からの品種改良の影響を
受けていない 原形に近い古種を基にして改良されたもの。
長井鷹の爪
長井薄紅 野川の辺り
深山紫 萩小町
出羽の里
<肥後系>
熊本を中心に、鉢植え観賞用に栽培された品種。嘗て 肥後藩主が 菖翁のもとに 藩士を
弟子入りさせて、門外不出を条件に譲り受けたもの。 堂々と風格のある 豪華な花が特徴。
三夕の感
西行桜 深芳野
雪舟 上総乙女
神子(みこ)神楽
<大船系>
明治~大正時代 この場所にあった「県立農事試験場」で 海外輸出を目的
として 江戸花菖蒲を基に 品種改良されたもので、‘江戸系’ の性質を
受け継いでいる 他ではあまり見かけることの少ない系統です。
若紫
春の名残 桃李の粧
三寶 丹頂
水精の玉
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