スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

菊香る

2016-11-12 | 花散歩


「菊花大会」ガイドツアーの説明より;

菊は、奈良末期~平安初期に中国から導入されたと言われています。
江戸時代に大衆に栽培が広まり、品種改良・栽培技術の向上など
現在の菊栽培の基礎が出来上がりました。

★系統・花型のいろいろ
「厚物(
あつもの)」

四方から多数の花弁が盛り上がった球状のもの。

「厚走り(あつばしり)」

厚物の下部から長い花弁が勢いよく走りだしたもの。

「管物(くだもの)」
管状の短い花弁が放射状に花芯を包み、長い花弁が垂れたもの。
花弁の太さによって、太管(ふとくだ)・間管(あいくだ)・細管・糸管。


ほかに、紙の台で花弁を支えて船底型に咲かせる「一文字」という花型も。


古典菊
古くから育成されてきた伝統的な品種。
嵯峨菊・肥後菊・伊勢菊は「古典三菊」と呼ばれます。
肥後菊                      伊勢菊
     
ほかにも、美濃菊・奥州菊などがあります。
        

そのほか 上部で小枝(スプレー)が分かれ中輪の花が咲く「スプレー菊」や、
ポンポン状の「丁子咲き」の小菊など、菊の種類は 多種多様で豊富。
     




★仕立て方のいろいろ
「懸崖」
前年の夏に挿し芽した苗を誘引、摘芯を繰り返して育てます。
一度開花した株は仕立て直すことをせず、毎年苗から形作ります。
前垂型


静岡型



「盆養七本立」
        



「盆養」とは 鉢植えのこと。
七本立は1本の苗を2度摘芯して7本の枝を伸ばし、中央の花を高く外側の花を
低くなるように仕立てるもの。 高く伸び過ぎないように 茎に楊枝を刺して
ストレスを与えるなど、バランス良く育てるためには 高い技術を要します。
天・地・人と、少しずつずらした高さに育てる「三本立」もあります。

「福助」

鉢の下端~花頂が45cm以下になるよう、1本で仕立てます。
福助人形に見立てたネーミング。

「三本立だるま」

花首の下が60cm以下になるよう、3本で仕立てます。 

「ドーム型」

「ざる菊」「クッションマム」などとも呼ばれます。専用の小菊品種を
用い、こんもりと茂った株に数えきれないほどの花を咲かせます。


お勉強になりました!
ただ「綺麗~」と眺めるのもいいけど、今度 菊花展に行ったら
こうしたことも意識して鑑賞してみようかな

楽しかったデス



 

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