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スニーカー履いて

‘猫’も歩けば・・・今日はどんな出会いが?

バラにフラれて・・③

2013-05-18 | 東京・川崎


飛鳥山の3つの博物館のなかでも、「紙の博物館」は
とても興味深く、なかなか楽しい博物館でした。



王子は、明治初期に 近代的な製紙工場の先駆けである
抄紙会社(後の王子製紙王子工場)が設立された 洋紙発祥の地。

この博物館は、古今東西の紙に関する資料を集めた紙専門の博物館で
紙の原料や製造工程・紙の歴史・紙と生活との関わりなどに関する展示の
ほか、紙に関するさまざまな講習・実演・体験教室なども行われています。





内モンゴル出土の木簡(レプリカ)
AD27年



ロゼッタ ストーン(約10分の1レプリカ)
BC196年 エジプト




今回‘猫’が、いちばん興味をひかれたのが コレ

金唐革紙の製造法と素材

左から <原紙>手漉き楮(こうぞ)紙
        <原紙>手漉き三椏(みつまた)紙
          <合紙>楮紙と三椏紙を貼り合わせ、
                こんにゃく糊などを塗り乾燥
        <箔貼り> 原紙に金・銀・錫箔などを
         接着剤で貼る
         <打込み> 原紙を水で湿らせ、刷毛で
              版木に叩いて着ける
   <ワニス塗り>ワニスを塗る
             <着色>漆・油絵具・ペンキなどで着色する



金唐革紙(完成)

「狩人」
2003年 上田 尚 作

「金唐革紙」は、本来は革に文様を浮き出させて彩色を施した「金唐革」を
和紙で模造したもので、壁紙として明治時代に盛んに輸出されるとともに
国内の洋館にも使用されましたが、その後 一時途絶えていた工芸品です。

以前、上野の旧岩崎邸を見学したときに きらびやかな金唐革紙の壁を
初めて見て、どうやって作るのだろうと 強く印象に残っていたのです



4F展示室では、創作折り紙の作品展をやっていました。

「ORIGAMI」を世界共通語にまで広めた吉澤 章氏の‘神宿る手’から

作り出された 大小さまざまな人・鳥・動物・面・・・とても素晴らしい作品の数々。

撮影不可のため、ポスターと栞の写真で どうぞ☆






今日はバラにはフラれたけど、予想外の出会いで とても楽しい1日になりました

11,547歩





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