「市ヶ谷」の名の由来には諸説あり、嘗て 市谷孫四郎という人の領地で
あったからとも、四谷第一の谷だったからとも、また亀岡八幡宮の門前に
市が立ったことから 「市買」が訛化したものだとも言われています。
JR中央線「市ヶ谷」駅を出ると、 すぐ左手に外濠の水。
お濠に架かる橋は「市ヶ谷橋」
「市ヶ谷橋」は、1636(寛永13)年に 江戸城市ヶ谷門に架かる見附橋として
築かれました。 当時「市ヶ谷門」辺りには 桜の樹が多くあったので
「桜の御門」とも呼ばれていましたが 1871(明治4)年に撤去されました。
現在のコンクリート製の橋は、1927(昭和2)年に架設されたもの。
市ヶ谷御門
(説明板より)
敵の侵入を防ぐ外郭門は「見附」と呼ばれ、二つの門を直角に
配置した「桝形(ますがた)門」の形式であったそうです。
「市ヶ谷」駅からも見える 釣り堀へ下る道の右側に、
江戸時代に築かれた石垣が 今も残っています。
この石垣に、江戸初期に御手伝普請で石垣を築いた 大名家や
職人が刻んだという さまざまな形の刻印を見ることができます。
東京メトロ南北線「市ヶ谷」駅構内に展示されている
江戸城の石垣を、以前ご紹介したことがありましたね。
「外濠公園」の入口に、市ヶ谷御門橋台の石垣の一部が残されています。
では、お濠沿いに伸びる「外濠公園」を
「飯田橋」駅へ向かって ぶらりと歩いて行きましょう☆
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます