日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

覚悟

2006-12-16 | 経営改善
最近、コンサルティングを受ける事を
途中で投げ出す企業が出ています。

原因は、
今までより働かないといけないから、
従業員に説明しないといけないから、
勉強しないといけないから、
会社が変わらないから、
痛みを伴うから、
結果、お金がもったいないからと言う事になるようです。

何のためにコンサルティングを受けようとしたのでしょうか?
経営者の変わりにコンサルタントが
全てやってくれるとでも思っていたのでしょうか?

最初に決心していただいているはずです。
うまく行く為には、
夜も寝ないで働く
給料も下げていい
従業員には協力してもらう
自宅売却など出来る事はなんでもする
・・・

全てが空しく思い出されてしまいます。
だから変われないんですよね。
思いつきで行動し
その結果を他人のせいにして
自分は被害者のように振舞う。

そんな事をしていたら優秀な社員がいなくなってしまいます。
そんな事をしていたら優秀な取引先が愛想を尽かします。
そんな事をしていたら金融機関もそっぽを向いてしまいます。
恐らく今が一番苦しいときだと思います。
苦しいのは変わろうとするから苦しいのです。
少しでも変わることが出来たなら苦しみは軽減されていくのです。

止めると言うものをコンサルタントは絶対引き止めることはありません。
引き止めたとしても結果は見えているからです。
初心に帰れとは言いません。
しかし、初心を忘れた企業の従業員さん達やその家族を思うと不憫です。

経営者には経営に対する覚悟を持っていただきたいものです。
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商品選びは慎重に!

2006-12-16 | 危機管理
めっきり寒くなりました。
温風暖房機をお使いのことと思います。

昨年はナショナルの製品での死亡事故が問題になりました。
この対策にナショナルは数百億円とも言われる巨費を投じ
製造責任を果たそうとしました。
そしてそれは今も継続し、回収を急いでいます。

我が社にも型番は異なりますが同型の温風器があり
問題になってから間髪を入れずに対策に来た業者さんを見たとき
さすがは天下のナショナルと思い、感心させられました。

そして今回はトヨトミの1983年製温風暖房機
トヨトミは1986年から自主回収を進めていたということです。

1983年は今から何年前でしょうか?
なんと23年前なのです。
悲しいことに回収漏れの製品で今回7名の命が奪われました。

製造物責任はいったい何年間問われるのでしょうか?
二十年以上経っていても作った責任はついて回ります。
これは、法的な裏付けではなく、人道上の問題になってしまいます。
自社の過去の責任を果たせないような企業は排除されてしまいます。

昨日は韓国製ヒータの使用自粛が経産省から報じられました。
これは輸入業者が廃業状況にあるため自主回収が困難だからだそうです。
言ってはいけないことかもしれませんが
いわゆる「逃げ得」もありということになってしまいます。

作る以上は永遠に責任を持つ

そういえばどこかのエレベータ会社が言ってましたっけ
私の会社のエレベータは、99.99999%安全に人を運んでいますって
安全は100%じゃないと許せませんよね。

安かろう悪かろうは恐いですね。
メーカーが責任を取ってくれませんもんね。
商品選びは慎重に!
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