日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

商品選びは慎重に!

2006-12-16 | 危機管理
めっきり寒くなりました。
温風暖房機をお使いのことと思います。

昨年はナショナルの製品での死亡事故が問題になりました。
この対策にナショナルは数百億円とも言われる巨費を投じ
製造責任を果たそうとしました。
そしてそれは今も継続し、回収を急いでいます。

我が社にも型番は異なりますが同型の温風器があり
問題になってから間髪を入れずに対策に来た業者さんを見たとき
さすがは天下のナショナルと思い、感心させられました。

そして今回はトヨトミの1983年製温風暖房機
トヨトミは1986年から自主回収を進めていたということです。

1983年は今から何年前でしょうか?
なんと23年前なのです。
悲しいことに回収漏れの製品で今回7名の命が奪われました。

製造物責任はいったい何年間問われるのでしょうか?
二十年以上経っていても作った責任はついて回ります。
これは、法的な裏付けではなく、人道上の問題になってしまいます。
自社の過去の責任を果たせないような企業は排除されてしまいます。

昨日は韓国製ヒータの使用自粛が経産省から報じられました。
これは輸入業者が廃業状況にあるため自主回収が困難だからだそうです。
言ってはいけないことかもしれませんが
いわゆる「逃げ得」もありということになってしまいます。

作る以上は永遠に責任を持つ

そういえばどこかのエレベータ会社が言ってましたっけ
私の会社のエレベータは、99.99999%安全に人を運んでいますって
安全は100%じゃないと許せませんよね。

安かろう悪かろうは恐いですね。
メーカーが責任を取ってくれませんもんね。
商品選びは慎重に!

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