日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

加賀屋の流儀 ②

2006-09-30 | 経営改善
今読み進んでいる本に「加賀屋の流儀」(PHP研究所刊1600円)が有るのは先般ご紹介したとおりです。
この本の中には、顧客満足を図る為のヒントがいっぱい詰まっています。
勿論、加賀屋だからできることもたくさん紹介されています。

加賀屋の客室係はのんびりしていると言われることがあるそうです。
たしかに過去○回宿泊した時の印象も
バタバタした感じはなかったと記憶しています。
「のんびり」と言うより「ゆったり」といった方が当たっているかもしれません。

では、なぜこのようにのんびりしているように見えるのでしょうか?
答えは、テキパキ動きからだそうです。
テキパキ動くからこそゆっくり動く時間的余裕ができる。

バタバタ忙しそうに動き回っている人に限って要領が悪いものです。
要領が悪いから、一つ一つの問題を順序良く解決することができない。
解決できないから、また問題が山積してしまう。
悪循環・・・。

テキパキ動く人の特徴は先送りしないことに有ります。
先送りしないからこそ新鮮で、直ぐに問題解決の糸口が見つかります。
問題解決の糸口が見つかれば解決は容易いのです。

ゆっくり、ゆったりはテキパキ動くことから始まります。
是非真似をしたいものですね。
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公正取引委員会はこのままでいいんかい(-_-;)

2006-09-30 | つれづれ
福島県で談合問題が噴出しています。
談合問題などで直ぐに出てくるのが公正取引委員会です。

公正取引委員会とは
公正取引委員会は,独占禁止法を運用するために設置された機関で,独占禁止法の補完法である下請法,景品表示法の運用も行っています。

 国の行政機関には,○○省や◎◎庁と呼ばれるもののほかに,一般に「行政委員会」と呼ばれる合議制の機関があります。公正取引委員会は,この行政委員会に当たり,委員長と4名の委員で構成されており,他から指揮監督を受けることなく独立して職務を行うことに特色があります。
 また,国の行政組織上は内閣府の外局として位置づけられています。
(公正取引委員会HPより)

では、独占禁止法とはどんな法律でしょうか?
第一条 この法律は、私的独占、不当な取引制限及び不公正な取引方法を禁止し、事業支配力の過度の集中を防止して、結合、協定等の方法による生産、販売、価格、技術等の不当な制限その他一切の事業活動の不当な拘束を排除することにより、公正且つ自由な競争を促進し、事業者の創意を発揮させ、事業活動を盛んにし、雇傭及び国民実所得の水準を高め、以て、一般消費者の利益を確保するとともに、国民経済の民主的で健全な発達を促進することを目的とする。(独占禁止法)

このようになっています。

談合は確かにいけない行為です。
しかし、以前と違って談合をしても利益が出ない工事が山積している事実を
公正取引委員会は知っているのでしょうか?疑問です。
国や県、市などが工事を発注する際に入札落札の予定価格があります。
この入札ら銃殺予定価格は国、県、市の担当者が
物価情報などを参考に専門家としての英知を結集して纏め上げているものです。
なのに、その価格の98%位の入札価格で落札だと談合だといわれ
談合破りがあった場合には、
入札価格は70%になってしまうことも珍しくないようです。
元請の利益確保が優先されてしまう為に
下請け企業がボロボロになっている実態を公取は把握していないのでしょうか?

土木・建設業者がバタバタ倒れて行っています。
大手の企業は、債務免除などを受けのうのうと生き残っていっています。
しかし、我々が普段目にするような地元業者は悲惨です。
自らの血を肉を財産を公共工事の完成のために費やしている実態を
見てあげて欲しいものです。

自由な競争を履き違えないでいただきたい。
下請け、孫請けの立場を考えてあげていただきたい。
勝ち組、負け組みの是正が叫ばれています。
立場の弱い者が立場の強い者に物申すなんてできないのです。
できるのは、その周辺で直接の利害を受けないものが言ってやるしかないのです。

どうか公正取引委員会の本来の趣旨
独占禁止法の本来の趣旨に鑑みて
談合を取上げて行って欲しいものです。

勿論、談合だけでなく
大手スーパーなどで起こっている納入者イジメもしっかり監視
是正して行ったていただきたいと思います。

あっ!
また、苦しんでいる関与先企業の皆さんの顔を思い浮かべ
感情的な文章になってしまったかも・・・。反省(T_T)
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生涯学習in金沢

2006-09-30 | 講演会日誌
女性向けの起業家セミナーを受託しました。
発注元は金沢市女性センターさんです。
私の担当の日時は11月8日(水)午前10時から二時間です。
カリキュラムは同日から三回に分け
11月8日・・・税について
11月15日・・・先輩企業家に学ぶ
11月22日・・・経営計画の立て方
について学んでいただくそうです。

約20名の女性起業家予備軍の方達に「税」をお教えするのですが
「できるだけ分かり易い言葉で」というご依頼でした。

担当の方に「実は、得意は”税”では無いものですから
話が脱線するかもしれません。お許しください。」
と事前にお知らせしたところ、一瞬ポカーンとされてしまいました。

「おいおい、とんでもない不勉強な税理士に頼んじゃったよ。」と思われたのかもしれません。

「私は税だけでなく経営者としての心構えや
事前準備についてのお話をすることになります。
レジュメは弊社で発行している創業用案内書を使わせていただきます。」
と現物をお見せしてお話したところ
担当の方はホッとしたのかニンマリしておられました。

昨年は20名定員のところ58名応募という人気講座だそうです。
金沢市民のみではなく周辺市町の方も歓迎だそうです。
お申し込みは早めにした方が良さそうですよ。
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原因追求はとことん

2006-09-30 | 経営改善
お恥ずかしい話を一つ・・・。

もう二年も前に本店移転している会社さんへ請求書を送ってしまいました。
もちろんその請求書は、宛て先不明で返ってきてしまいました。

ここでお得意(?)の原因追求です。
例によって、対策書の提出と相成りました。

先ず出てきた原因が
「うっかりしました」でした。
却下!
「原因追求になっていない。再提出!」

次いで出てきたのが
「郵送の仕方がいつもと違っていました。」
却下!!
「原因追求になっていない。再提出!」

その次は
「慣れで確認が不十分でした。」
却下!!!
「原因追求になっていない。再提出!」

そろそろ疲れてきたぞと思いながらも
「関与先データベースの郵送先の本社住所と郵送先住所が違っていました。」
との原因が報告されました。

「ん!?何でそんなことが起こっているの?データベースは先月、半日掛けて各担当者が見直しを掛けたばかりじゃん!!」と私

「実は先月見直しを掛けたデータベースは2~3件なんです。」と担当

「えっ!何で全社終わっていないにもかかわらず、データベースの見直しを終わらせたの?」と私

「見直しに与えられたのは半日だけだったので・・・。」と担当

絶句・・・。

落語の”オチ”のような話です。

情報産業にとって命ともいえるデータベースの見直しが掛かっていない・・・。
意識の違いといってしまえばそれで終わるのかもしれませんが
そんなことで終わらせられない状況です。

何気ない「宛て先不明の請求書」がとんでもない原因を包含していました。
早速来週データベースの見直しに取り掛かります。

何気ないミスを見逃すことは、企業にとって痛手を負い兼ねないことを痛感しました。
あなたの企業の郵便物にも問題があるかも知れませんよ。




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