日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

堕落の構造

2006-09-12 | 良い税理士・悪い税理士
ある相談者の話です。
納税額が大きすぎる。
こんなことを顧問税理士に言ったら税金が安くなった。
でも不安で仕方が無い。

結果、厳しくても良い
ちゃんとした納税がしたい。
そんな思いから弊社と顧問契約の運びとなりました。

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

それは我々税理士の業界に『堕落の構造』があるからではないかと考えます。
即ち、お客さん(納税者)が税金が多いと言えば
法を曲げてまで節税(脱税と言います)をしようとします。
なぜか?
報酬が欲しいからです。
貫一お宮じゃないけれど(古い?)
「金の光に心を惑わされたか!!」と言う言葉がぴったりなのです。

いい加減に世の中が変わっていることを理解しなければいけません。
不正をしてまで節税して欲しいなんていう人はほんの一握りなのです。
税務署に対しての用心棒的役割はなくなったと思わなければいけません。

そう言えば先日このようなこともありました。
私の講演会を聞いて是非とも関与をお願いしたいと言って来られた方がありました。
すると、従来の税理士さんが今までの関与形態を反省し
色々改善点を示してきたそうです。

結果従来の税理士さんともう暫く付き合ってみるとの事でした。
関与先に「税理士を変える!」と言われてから行動を変えるのではなく
常に関与先企業の発展に資する仕事をして欲しいものです。

税理士と言う業界は今まで競争の無い世界でした。
それに慣れすぎて変われない、変わろうとしない人たちがたくさんいます。
時代は変わっているのです。
是非とも同業の方達にも最高の仕事を心がけて欲しいものです。
コメント
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