日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

独立倒産

2006-09-14 | 危機管理
独立開業に失敗するケースを散見します。
ここ数年、極端に多くなってきたように思います。

そのケースを見ると
①設立後一年も持たない(経営者の能力不足)
②設立に辿り着けない(論外)
③夢ばかり大きく現実と合わせられない(ピーターパン?)
などが挙げられます。

①は、当社から経営を諦めていただく事がほとんどです。
なぜ一年以内かというと、家族や親戚縁者への負担が少なくて済むからです。
最短は半年というケースすらあるほどです。
早すぎると言う批判があるかもしれません。
しかし、二十年以上もたくさんの経営者を見てきた経験上
ダメなものはダメなのです。
勿論このような経営者は、サラリーマンをしても大成しないことも多いようです。

②は、計画性や根回しが出来ていないケースです。
結果として、設立したとしても経営が成り立たないと見込まれたり
ひどい場合は、周囲から反対されたりします。
過去にはこのようなケースも数件見てきています。

そして③は、実際に法人が設立されるものの
夢が大きく、現実とマッチしない経営をしようとするものです。
専門家の目で見て明らかに成就しない夢と分かるので
段階を踏むように話をするのですが
聞き入れないのもこのケースなのです。

独立起業に夢を持つことは決して否定しません。
しかし、経営者となるからは信念と緻密な計算、
そしてチョッとの勇気を持っていただきたいものです。
コメント
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