日々改善

今日の問題を明日に残さない!問題解決を図って行く様をリアルに描写していきます。経営コンサルの視点で物事を見ていきます。

公正取引委員会はこのままでいいんかい(-_-;)

2006-09-30 | つれづれ
福島県で談合問題が噴出しています。
談合問題などで直ぐに出てくるのが公正取引委員会です。

公正取引委員会とは
公正取引委員会は,独占禁止法を運用するために設置された機関で,独占禁止法の補完法である下請法,景品表示法の運用も行っています。

 国の行政機関には,○○省や◎◎庁と呼ばれるもののほかに,一般に「行政委員会」と呼ばれる合議制の機関があります。公正取引委員会は,この行政委員会に当たり,委員長と4名の委員で構成されており,他から指揮監督を受けることなく独立して職務を行うことに特色があります。
 また,国の行政組織上は内閣府の外局として位置づけられています。
(公正取引委員会HPより)

では、独占禁止法とはどんな法律でしょうか?
第一条 この法律は、私的独占、不当な取引制限及び不公正な取引方法を禁止し、事業支配力の過度の集中を防止して、結合、協定等の方法による生産、販売、価格、技術等の不当な制限その他一切の事業活動の不当な拘束を排除することにより、公正且つ自由な競争を促進し、事業者の創意を発揮させ、事業活動を盛んにし、雇傭及び国民実所得の水準を高め、以て、一般消費者の利益を確保するとともに、国民経済の民主的で健全な発達を促進することを目的とする。(独占禁止法)

このようになっています。

談合は確かにいけない行為です。
しかし、以前と違って談合をしても利益が出ない工事が山積している事実を
公正取引委員会は知っているのでしょうか?疑問です。
国や県、市などが工事を発注する際に入札落札の予定価格があります。
この入札ら銃殺予定価格は国、県、市の担当者が
物価情報などを参考に専門家としての英知を結集して纏め上げているものです。
なのに、その価格の98%位の入札価格で落札だと談合だといわれ
談合破りがあった場合には、
入札価格は70%になってしまうことも珍しくないようです。
元請の利益確保が優先されてしまう為に
下請け企業がボロボロになっている実態を公取は把握していないのでしょうか?

土木・建設業者がバタバタ倒れて行っています。
大手の企業は、債務免除などを受けのうのうと生き残っていっています。
しかし、我々が普段目にするような地元業者は悲惨です。
自らの血を肉を財産を公共工事の完成のために費やしている実態を
見てあげて欲しいものです。

自由な競争を履き違えないでいただきたい。
下請け、孫請けの立場を考えてあげていただきたい。
勝ち組、負け組みの是正が叫ばれています。
立場の弱い者が立場の強い者に物申すなんてできないのです。
できるのは、その周辺で直接の利害を受けないものが言ってやるしかないのです。

どうか公正取引委員会の本来の趣旨
独占禁止法の本来の趣旨に鑑みて
談合を取上げて行って欲しいものです。

勿論、談合だけでなく
大手スーパーなどで起こっている納入者イジメもしっかり監視
是正して行ったていただきたいと思います。

あっ!
また、苦しんでいる関与先企業の皆さんの顔を思い浮かべ
感情的な文章になってしまったかも・・・。反省(T_T)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 生涯学習in金沢 | トップ | 加賀屋の流儀 ② »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

つれづれ」カテゴリの最新記事