今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

野川を歩く4:不動橋~水源出口

2022年04月03日 | 川歩き

国分寺崖線に沿って流れる野川は、多摩川との合流点(二子玉川)から3回に分けて遡上し(→野川を歩く3、水源に近い上流部を歩き残していた。
なぜならその水源は国分寺市の日立製作所中央研究所内にあり、4月の第一日曜か11月の第三日曜の年に2回の公開日でないと部外者は入れないため。
今日がその日だったので、雨の中、国分寺駅北口からほど近い中央研究所に向かった。
人の出入りがない入口には、看板があり、コロナ禍によって(おそらく3年目の)今年も「開放は中止」と記されていた…


水源はまたのお預けとなった。
仕方ないので、歩き残した短い上流部をやることにする。
まずはその前に駅南口近くの蕎麦屋で腹ごしらえ。

前回は、国分寺駅南方の不動橋で終わったので、今日はそこを起点とする。
不動橋は、石造りの歩行者専用の橋で(写真:桜の奥が橋)、橋の袂(たもと)に、橋の由来となる不動明王の字が彫られた石塔と青面金剛・三猿の庚申塔が立っていて、説明板もある。

肝心の野川は、国分寺市域内では邪魔物扱いされていて、住宅地の中を人と接することなく人工的な造りで細く流れている。
川沿いの道がないので、川に一番近い道路を進み、川を渡る橋だけが川との接点となる。
水源に向かう最後の橋は押切橋といい、そこには「野川同志会」による野川の昔の風景などの掲示がしてある。
邪険に扱われている野川だが、それを愛する人たちはいるようだ。
そもそも、この付近の町名は「泉」という。


さらに住宅街の奥に進み、中央研究所内の水源から、中央線の線路をくぐって初めて川として顔を出す所が見える場所に達した(写真:走っているのは西武国分寺線)。

ここが野川を見る最奥地。

対岸ではどこまで行けるか探ってみたら、ここよりもう少し先に野川の看板が立っていたが、私有地の庭先なので入れない。
これが今日の限界。


残すは水源のみとなり、これは次の機会(来年?)にするしかない。

国分寺駅に戻り、時間があるので、初めて単線の西武多摩湖線に乗って(国分寺駅は西武線が2本も乗り入れている)、萩山で西武新宿行に乗り換えて帰った。

●次回→川を歩く5
●「野川歩き」最初から:→野川を歩く1



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