公認心理師にまつわる仕事の”山越え”をした慰労にと、距離的にも料金的にも気楽に行ける温泉宿「恵那峡国際ホテル」(岐阜県恵那市)に1泊した(人気のある宿なので当日ふらりと訪れるわけにはいかず、山越え前に週末に無事ヤマ越えすると見越して予約していた)。
この宿は「湯快リゾート」という東海北陸地方中心に展開する安宿チェーンが買い取った古いホテルなので、料金を抑えるために客室の居住性は「寝るだけの部屋か」と諦めさせるレベルだが、逆に他所にないアドバンテージとして、すこぶる濃い温泉と混まずに使える無料マッサージ機が気に入っていた。
この宿、実は第一印象は良くなかったが、まずは上のアドバンテージで評価を上げたことがある→2014年の記事「恵那峡国際ホテルを見直す」。
客室の居住性を同じ恵那峡の宿に求めるなら、断然「かんぽの宿」で、こちらはかんぽ系列(一般的にあまりレベルは高くない)では群を抜いて部屋(和洋室)が良い。
なのでこちらは、論文執筆など”お籠り”で作業(その場合は連泊)するのに向いている。
ただ逆に温泉が残念なくらい薄く、私のような”温泉ソムリエ”兼”計測マン”には、一見豪華な大浴場で誤魔化されない不満が残る(少なくとも慰労には使わない)。
というように、恵那峡に建ち並ぶこの二つの宿を目的に応じて使い分けていた。
今回、温泉での慰労を目的としたので、一人客だと割り増し料金を取られる”かんぽ”の最安値プランに比べて4000円ほど安価なこちらの宿にしたのだが、あの客室だとどうしても気分が下がるので、試しに部屋のランクアップを申し込んだ(2000円追加)。
さて、チェックインの1時間も前に到着してしまったが、ここは部屋の掃除が終わってさえいれば入室でき、今回その恩恵にあずかった。
ランクアップ対象の部屋は、以前はゲームコーナーだった空間で、そこを複数の客室に改造したのだ。
つまり古いホテルの中での新しい部屋。
部屋は予想以上にハイレベルで、ツインのベッドルームが占める洋室と恵那峡を流れる木曽川が目の前に広がる和室(10畳)の2部屋続き(つまりいつもの部屋の2倍以上の広さ)。
ベッドも立派だし、和室のテレビも大画面。
この宿で、客室から恵那峡が窓いっぱいに広がる風景を見たのは始めて。
ここなら和室でパソコン入力や読書に専念できるし、窓からの風景も”かんぽ”ほど広くはないが、気分転換には充分。
すなわち、この部屋なら”お籠り”に使える(それでも「かんぽ」よりまだ2000円安い)。
温泉はこちらの方がいいし、マッサージ機も使い放題。
それにチェックアウトは12時と遅い。
食事は、安宿チェーンレベルのバイキングなので、グリーンプラザのようなわくわくする内容ではなく、しかも連泊すると同じ内容になってしまうが、これは低価格に免じてやろう。
慰労祝いに松茸の土瓶蒸し&天ぷらを追加注文しても1280円なので、まだこちらの方が安い。
wi-fiが客室で使えるようになったのもうれしい。
つまり、安宿チェーンながら、客の要望をしっかり受け止め、改善を怠らず、サービスが年々向上しているのは立派。
一方、人間の手ではどうにもならない温泉の質は自慢できるほどいいだけに、私の中でのランクも上昇の一途をたどっている(二度も評価が上がった宿はここだけ)。
ちなみに夕食後、唾液アミラーゼ(ストレス状態の生理指標)を測ったら、83kIU/Lに下がっていた。
ヤマ越え前に比べて半分近く下がった。
チェックインしてから、二度入浴してマッサージ機を1時間使った結果だ。
充分な慰労効果といえる。
長野県木曽郡南木曽町吾妻広瀬4689-447にある滝見温泉の 温泉の"湯感"は素晴らしかった。日帰り温泉ですが・・・。
500m圏内に宿泊可の温泉が2軒。たぶん、源泉は同じと思いますが循環湯。2軒とも温泉としてはそれぞれにステキです。
(たぶんですが、滝見は源湯そのもの)
ここで一泊の温泉巡りならば、馬籠~妻籠を経て、滝見で入浴。できればアナゴ?の串焼きなどを食し・・・。車で数分・・・
ホテル富貴の森でチェックインしたら、50m下の床浪荘(ホテル宿泊者はタダかも?)へ、ここで大平の稜線を眺めここながらの露天。
あとはゆっくり、ホテル富貴の森の温泉で・・・。
現役時代は毎週のように、あちらこちらの日帰り温泉。
リタイア後は「いつでも行ける」日々10年。逆に、殆ど・・・年に数回程度とご無沙汰。
となりのグランドホテルも若干雰囲気は異なりますがイイですよ。チェック済と思いますが・・・。
ただ残念なのは、今では一人客を受け入れてくれなくなった事。なのでそれ以来行っていません。