今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

車のエンジンがかからない!

2022年09月06日 | 失敗・災難

昨日、約1ヶ月ぶりに名古屋宅に戻り、今朝これまた約1ヶ月ぶりに大学に出勤しようと、アパートの駐車場に置いていた我がFiat500s(ガソリン車でしかもマニュアル)に乗りこむ。

おっと、その前に、車のボンネットを開けて、長期間置きっ放しにする際に外しておいたバッテリーケーブルを差し込む(使わない間、盗難・無駄なバッテリ放電を防ぐため)。

運転席に戻って、キーを入れ、回す。
メーター類の表示が点灯する。
電気はちゃんと通っている(バッテリーOK)。

だが、エンジン回転数表示が動かない(耳を済ましてもエンジン音が聞こえない)。
エンジン音以前に”セルを回す”手応えがない。
エンジンが完全に無反応なのだ。

もちろん、ランプ類は点灯しているので”バッテリ上がり”ではない。
ガソリンは満タンにしてあり、実際表示もそうなっているから、”ガス欠”でもない。

電子メーター類を確認すると、見たこともないアラジンの魔法のランプのような記号と、電気回路のような記号が点灯している。
マニュアルを確認したが、残念ながらこの車種専用のものでないので、記号の説明がない。
症状から見ても、これら記号はオイル類と駆動系のような気がする。
言い換えると、私には手の施しようもない箇所。

幾度かキーを回したが、電気系が作動するだけで、エンジンは微動だにしない。
キーを回してばかりいると、今度はバッテリーに悪影響となる。

車がうんともすんとも言わないのだから、これでは出勤できない。
幸い、午前中の業務は、オンラインで研修会を受けることなので(コロナ以前は、対面での研修会に出席)、自宅のパソコンででき、対面の会議は午後3時からで、昼過ぎの学生との面談は、学生の方からキャンセルがあった。
すなわち、今日数時間は車の問題に関わることができる。

といっても車が動かない状態なので、修理できる所へ運ぶ必要がある。
そこで任意保険のロードサービスに連絡する。
この保険会社では初めての利用だが、30分までの現場での修理対応と100km以内のレッカー移動は無料だという。
 このFiatを買ったディーラーは車で5分ほどの近くにあって、修理工場もあるので、現場で解決できなければそこに運んでもらえばいい(幸い本日は営業日で明日は休み)。

10時からオンライン研修を受けるので、それが終わる11時半以降に来てもらう予約をした。

研修会が無事終わり、サービスがくる前にディーラーにも連絡しておこうかと思ったが(修理は予約制なので)、サービスからの電話とかち合っては困るので、サービスの電話を待つことにした。

11時45分になっても電話が来ない。
手持ち無沙汰なので、駐車場に向かうと、道路の先にレッカー車が止まっている。
私以外に近所でレッカー車を頼んだ人はいないと思うので、そこに向かうと、運転手はスマホをいじっていた。
私に気づいて、彼がいうには、いくら私に電話しても通じず、困っていたという。
そういえばアンドロイドのネットからの受信音がうるさく、しかもその解除法がわからず(スピーカの音量設定が効かない聞)、仕方なしに「サイレントモード」をオンにしていた(ただし通話は「全員」を指定したのだが…)。
このせいなのか。

彼に車の症状を見せようと、 Fiatのドアを開けて、キー差し込み回してみる。

すると、セルが回り、ゆっくりとだがエンジンがかかり出したではないか。
魔法のランプなどの記号も点灯していない。

あの研修会の1時間半の間に、固まったオイルがゆっくり車内の駆動系に行き渡ったというのか。
手持ち無沙汰のサービス員がそのように推測する。

でも、バッテリケーブルを外しての1ヶ月不使用は毎夏やっていて、
1ヶ月後にエンジンがかからなかったことは今までなかった。
オイルとエレメントは定期的に交換している。

ということは今年の夏だけ、車にとって特別な環境だったということか(8月なので異常に早かった梅雨明け宣言は影響ない)。
せっかくかかったエンジンなので、すぐには停めず、しばらく回転させる。
彼の指示に従って、車をバックで少し動かしてブレーキ(オイル)の確認もする。

ということで、結局レッカーのお世話どころか、現場での修理いやチェックすら不要で、書類に署名しただけで、丁寧にお礼を言ってサービス員には帰ってもらった。

その後はなんら問題なく車で出勤し会議をこなし、車での帰宅も問題なかった。

最初は顔面蒼白になる騒ぎだったが、仕事に差し障ることもなく、金銭的にも出費ゼロ。
こういうのを「空騒ぎ」というのかな。

でも”うっかりミス”などの人間側の要因でないトラブルだったので、こういう現象もあるものだと認識し、そしてその場合どうすればいいかということについてもいい経験になった。
失敗やトラブルは必ず客観的視点で反省し、繰り替えさないことを目指している。
そしてできたら皆さんと情報共有したい。
そのために恥を忍んで記事にしている。


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