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山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

高気圧はなんで天気がいいの?:気象学超入門7

2023年03月16日 | お天気

高気圧に覆われると天気がいいのもご存知のはず。

低気圧だと天気の悪いことの逆の現象なので、まず自分で考えてみましょう.

高気圧は周囲より気圧が高い渦です(渦でないのを高圧場・気圧の峰).
なんで気圧が高いかというと,空気が上から下降・発散している(空気が集まっている)から,地面の大気圧が高くなっているのです.

上昇気流で雲ができるのなら,下降気流では雲は消えます
(厳密には下降流の雲というものもある=乳房雲,尾流雲).
その理由はいいですね(下降→昇温→相対湿度が下がって乾燥).

でも地上の高気圧は,それこそ地面があるから下降できないので,むしろ「発散」していると言ったほうがいいでしょう.

発散とは空気が四方八方に拡がっていること.
まさに「雲散霧消」の場なのです.

もちろん,雲が無い=晴れ=天気がいい,ですよね.
それに発散(収束の逆)だから前線は絶対できません.
前線とは逆の空気の流れ(発散)の場なので、天気がいいのです。

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