先月2日に亡くなった私と同年の従兄弟の納骨に行ってきた。
急死だったので、改めて詳しい状況を聞くと、糖尿病が進行していて心臓の血管に異常がきていて(痛みの自覚症状があったらしい)、心臓の手術の際、すでに心臓の血管が詰まっていてカテーテルも入らなかったという。
もう一人のやはり同年の従兄弟も脳梗塞で半身不随となっているのだが、この二人に共通しているのは、ともに単身生活者である点。
実は、私も半分は単身生活なのだが、私と違って彼らが健康を害した要因が2つある。
まず彼らは、①自炊をほとんどせず、外食中心の食生活だった(これは多くの単身男性が該当するだろう)。
一方私は、東京での生活は母の手作り料理で、名古屋の単身生活でも毎日自炊している。
私は中学の時登山をやって以来、食事を作ることに抵抗がなく、親元から離れていた大学時代もずっと自炊を続けていた。
自炊をすると、栄養バランスを自分で考え、さらに新鮮な食材を常に摂取できる。
逆に外食だと栄養バランスが悪く、カロリーだけでなく塩分も過多となり、さらに食材が由来不明(その上出費もかさむ)。
もちろん私も出先の昼は外食するが、週に1、2度である(ただし”ラーメン”は外食・自炊ともに選択肢外。理由は典型的な不健康食だから)。
また自炊といっても、今ではご飯は炊かずに真空パックを使っている。
炊飯の手間(これが自炊のネックとなる※)がなければ、調理は野菜と卵などスーパーで買った食材を調理するのは簡単だし、納豆ならもっと簡単。
※一度に多めに炊いて、残りを冷凍保存してもよい。
また野菜と大豆(納豆、豆腐、厚揚げ、枝豆、味噌)はもともと好きなので率先して摂取しており、一方赤身肉はもともと好きでないので自分では購入しない(不足しがちな動物性タンパク質は、卵とカニかま、乳製品から)。
帰京すると赤身肉を食べることもあるが、93歳で健康な母が与えるのは魚中心で、生野菜もどっさり盛られる。
それから彼らは、②健康診断を受けない(自営あるいは無職のため)。
一方、私はいまだに現役の給与生活者なので、年一回の健康診断が義務となっているし、高血圧の治療をしていることもあって、血圧や血液検査の数値を把握している。
高血圧を含む動脈硬化や糖尿病は、自覚症状がないため、定期的な検査によって異常傾向を知るしかないのだが、
その環境にないと、異常が進行して重篤な症状が出るまで無策となってしまう。
この2点が、多くの単身生活男性の健康を阻害しているようだ。
要するに日常的な、しかも客観的な健康管理が重要なのだ。
まずは近くの診療所で血圧を含む血液検査、それと定期的な歯科検診(歯石除去)を実施しよう。
その結果を受けて食生活を再構成する。
これらの客観的根拠なしの自己流の健康対策をして、「やっている感」で満足しないこと。