今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

聖火を見に行く

2021年07月25日 | 時事

このクソ暑い時季の開催には反対(選手のため)のオリンピック”延期派”であった私だが、予定通り開催されたからには、人生で2度目の地元開催(考えてみればこれって結構貴重)をそれなりに味わいたい。

各競技たけなわの2日目の日曜の昼前。
国立競技場で点火された聖火が江東区有明の「夢の大橋」に移されたというので、このクソ暑い時季ながら、その聖火を見に行く事にした。

火に聖性を付託するのは人類にとって普遍的な現象であるから、人類の祭典の象徴である聖火を拝みに行くのも、オリンピック見物として意味があるのだ。

地下鉄を乗り継いで豊洲から無人運転の”ゆりかもめ”に乗る。
”ゆりかもめ”は、対岸に都心の高層ビルを望みながら、豊洲から有明・青海・台場というベイエリアを周回するので、メガシティTokyo(≠江戸情緒)の観光にふさわしい。

有明の自転車競技場(写真)を眺め、行列がある有明コロシアム(大坂なおみが出場)を過ぎ、「青海」(青梅ではない!)で降り、「ヴィーナスフォート」の建物を抜けて「センタープロムナード」を右折して、青海と有明の間の運河にかかる「夢の大橋」を目指し、灼熱の下、日傘を差して進む。
人出は多くはないが、三々五々という感じで距離をおいて歩いている。
周囲は大観覧車など、いろいろ高い建物があり、大都市の中の公園という雰囲気。

夢の大橋に近づくと、中央に聖火が見えてきた。
聖火は大橋を渡った有明側にある。
聖火の周囲は策で囲まれて、そのまわりに人が集まっている。
係員が大勢配置され、見物客が策に近づきすぎると、「離れてください」と指示を出す。
聖火の脇を通る通路上では、立ち止まるなとずっと言い続けている。

聖火はアングルによっては器の陰になって見えなくなるので、人の合間を縫って適度の位置でカメラを構える。
時に、ヘッドホンをiPodから携帯ラジオに切り替え、オリンピック中継をBGMに撮影態勢に入ろうとしたら、
ラジオの中継は水泳400メドレーで金メダルを取った大橋悠依の表象式で、丁度よく君が代を聴きながらの聖火撮影となった(写真は聖火を拡大)。
これって、個人的にラッキー(少なくとも私にとって、東京五輪は相性がいいかも)。

ただ、この暑さの下では用事が済んだら長居はしたくない。
なので、撮影を済ませたら、そのまま最寄り駅の「東京ビッグサイト」駅に向った。
午後は自宅でソフトボールの日本・カナダ戦をテレビ観戦する。