今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

18きっぷで名古屋から帰京2021夏

2021年07月31日 | 

勤務先の大学の前期試験も昨日で終ったので、例年通り「青春18きっぷ」でのんびり帰京する。
この5回分のきっぷを期間中に使い切る予定なので、例年通り事前に書店で交通新聞社の「小型全国時刻表」を買いに行ったら、なんと表紙に「長い間ご愛読いただき、ありがとうございました。」という文句が。
60年続いたが今回をもって”休刊”だという。

確かに、全国レベルの時刻表を必要とするのは、今ではいろいろな可能性をシミュレートする18きっぱーくらいだろうな。
私も日頃はネットの時刻表を利用しているし(そのネット時刻表も18きっぷ対応になっている)。
この最後の時刻表は永久保存版とするか。

さて、現実には名古屋−東京間の便はだいたい頭に入っているので、その時刻表は確認用にすぎない。
まず、名古屋で快速に乗って終点の豊橋まで行き、そこで浜松行きに乗換え、
浜松で改札を出て、浜名湖漁協のうなぎ弁当(1800円)を買い、ホームのベンチで、タレと山椒をかけてうなぎ弁当をかっこむ。
三日遅れの土用のうなぎのつもり。

さてここから静岡行きを待っていても、来ない。
実は用宗あたりで人身事故が発生し、ダイヤが乱れたため、1本運休になったようで、その次の便に乗った。
ところが、例によってJR東海の”静岡いじめ”のせいか、冷房効かずの車両に遭遇。
風は来るのだが、単なる送風なようで、車内は31℃を越える(携帯気象計を持参)
島田で降りて、熱海行きに乗り換えると、こちらは新しい車両で29℃。
たった2℃だが30℃を挟むせいか、体感的にはかなり違う。

ただ、ダイヤの乱れは解消せず、予定より15分以上遅れて熱海に着いたので、走って JR東日本の熱海発(高崎行き)の列車に乗り込む(残念ながら快速アクティは運行終了なので、豊橋−東京間は完全各駅停車)。
こちらはさらに涼しく28℃(長時間乗車のため、長袖・長ズボンが必要)。

いつもならこの時期は普段の客に18きっぱーが加わり、車内はいっぱいになるのだが、さすがに今年の夏も(去年に続いて)客が少なめ。

高崎行きは、川崎まで順調だったのだが、川崎−蒲田間で京浜東北線で走行中に接触音がしたというので、しばらく停車。
この結果、10分以上遅れて上野に着いた(御徒町で買い物)。

かようにいつもより乗車時間が長かったが、車両は比較的空いていて、その間ずっと読書にひたれた(読書時間が30分増えた)。
そう、18きっぷでの移動は、座席と冷房と適度に変化する風景空間での、貴重な読書時間でもあるのだ。