今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

土砂災害で生死を分けるポイント

2021年07月08日 | 防災・安全

熱海市伊豆山での土石流災害は、人災的要因が明らかになってきた。
ただ、それを含めて、この災害の危険性は、日本各地に散在している。
しかも、梅雨末期の今が、最も危険な時だ。

そこで、原因はどうあれ、土砂崩れのパワー(”山津波”といわれ、雪崩に相当する)の直撃を受けた時点での、生死を分ける最後の分岐点について、頭にたたき込んでほしいことがある。

事前の戸外への避難(水平避難)のタイミングを逸して、家にいて土砂災害に直撃された場合の話だ。
生死を分ける最後の行動は、「垂直避難」にかかっている。

1階ではなく、2階以上に逃げること。
今回も、同じ家にいて、これが(家族の間での)生死を分けた。

さらに、同じ2階以上でも山側でない空間に移ること。
こうすれば、たとえ家が破壊されても、その空間は土砂の表面を流れて(内部に巻込まれず)、助かる可能性が高くなる。

ただし、最後の手段である家内の垂直避難の方向は、必ずしも”階上”とは限らない。
それは災害の種類によって異なるのだ。
これらも含めて頭にたたき込んでおいてほしい。
自宅内の避難先:例題