私が風邪を引かなくなって久しい。
その理由については、以前にも記事にした→私が風邪を引かない理由
今年ももちろん風邪・インフルエンザとは無縁(人が大勢集まる所に勤務しているが)。
その理由をもう一度理論的に考えたい。
今回は、体温と免疫力の関係に注目する。
体温が下がると免疫力が下がり、体温を上げると免疫力が上がるという(ただし限度あり)。
このメカニズムが科学的にどこまで認められているかは定かでないが、自分に当てはまることは確かだ。
以前の私が冬ごとに風邪を引いていたのは、たいてい明け方の最低気温+レム睡眠時(変温動物になる時)だった。
すなわち、寒気が物理的ストレッサーとなって体に襲いかかり、運悪くレム睡眠時なので自律神経が乱れて体温が下がってしまい、そのため免疫力が弱まって、あたりにうようよしている風邪ウイルスにやられてしまったわけだ。
そこで、エアコンのタイマーで明け方に暖房が入るようにセットしてからは、寒気という物理的ストレッサー自体をなくしたので風邪を引かなくなった。
私が最後に風邪を引いたのは、晩秋の恵那山登山後、登山で体がほてっていたので車の窓を開けて寒気に頭を晒しながら運転していた時だ。
最初は気分がよかったが、下山後の汗を流そうと、今は定宿にしている中津川温泉に着いた時には、すでに風邪にやられて頭痛がして気分が悪く、これ以上運転できない状態になっていた。
日帰り登山の予定だったが、予約なしで宿泊を頼んだ(夕食に間に合わないので素泊り)。
部屋に行っても気分は最悪で、吐き気さえもようしていた。
ところが、寝る前に温泉に頭まで浸かって充分に暖まり(これでまず頭痛が消えた)、
頭をドライヤーできちんと乾かし、夜中は汗がどっと出てシャツを換えるほど体温が上ったら、翌朝風邪の症状はきれいさっぱり無くなって、快適に目覚めた。
体温を上げることで、免疫力を上げて、ウイルスを撃退したのだ。
かように、体温と免疫力の関係は経験的に実感している。