今年の授業は今日で終了した。
だが私には暇は与えられない。
4年生の卒論の締切が迫った状態なので(うちの学部だけ年内提出)、その意味では一番のヤマ場にさしかかっているから。
私も連日卒論対応に追われている。
卒論とは、自分の力で、きちんとした「研究」を妥協なく仕上げること。
これは、学生時代のレポートの延長というより、むしろ最初の「仕事」である。
仕事とは、定型処理を適当にこなすことではなく、最善を尽くすことだと骨身に染みさせる。
ましてや、高度な統計解析と12000字以上の原稿執筆は、就職してからは体験できない。
それができるという体験を与えることが、大学教育の責務である。
そのために私は鬼になる。
学生には、お疲れさまでした、といいたい。