今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

卒論提出を乗り越え

2015年12月21日 | お仕事

卒論提出締め日の今日、私のゼミ生も全員卒論を提出できた。
私のゼミとしては、最終日の締切時間に余裕で間に合ったのは珍しい。

私のゼミ生の仕事が遅いのではなく、私がなかなかOKを出さないからだ。
締切に間に合う間は、より完璧を求める。
それが私の方針だから。

こんなこと、卒業後の仕事の世界では当たり前のこと。
その世界に人材を送り出す者として、それに耐えうることが送り出す要件である。

学生たちは、文句ひとついわず、その試練に耐え、粘りに粘って卒論を書き上げた。

私の責務は果たしたつもりだ。
この学生たちの力を引き出すのは採用側にかかっている。

ただ、A4一枚に資料をまとめることは求められても、1万数千字もの論文を書くことは二度とないだろう。
理系でない分野で、ものごとをじっくり考え、データを収集して分析することが必要な職場って、どれほどあるだろうか。
結局、学生に求められているのは、天性のコミュニケーション能力に社会常識と経験だったりして…。
それを思うと、むなしさを禁じ得ない。 

とにもかくにも、これで私の年内の仕事はほとんど終えた。
 帰宅後、スパークリングワインの栓を抜いて祝杯。