今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

FIATに締め出され

2015年12月22日 | 失敗・災難

超ローテクのRoverMINIから、新車のFIAT500Sに乗り換えたはいいものの、そのギャップにいまだ慣れない。

キーはもちろんリモコンで、しかもドアの他に後ろのトランクだけ開けるボタンもある。

今日、出がけに、トランク内の整理に使おうと、ビニール袋をトランクに入れるため、トランクだけ開けるボタンでトランクを開けた。
MINIのトランクは上から下に開くのだが、FIATは下から上に開き、空いたドアが頭上高々と立ちはだかる。
それが目障りだったのか、思わず、トランクを締めた。

その時、ありえないミスをしてしまった。
キーケースをトランクの中に入れたままだった。

あわててトランクを開けようとしたが、しっかり施錠されている。
トランクだけ開けるキーは、ドアは施錠したままなので、トランクは一度締めると施錠されることが、やってみてわかった。
もちろん、トランクにキーケースを入れるという愚かなミスは自分のせいで、これは弁解しようがない。

そして私はさらに顔面蒼白になった。

車のスペアキーは確かに部屋(棲み家のアパート)に保管してある。

だがキーケースには、車のキーだけでなく、部屋の鍵もつけていた。
出がけだから、部屋は施錠してきて、車はまだ施錠した段階でのこの出来事。

今、私は車だけでなく、部屋にも入れない状態になったのだ。
部屋に入れないから、車のスペアキーが出せず、車も開けられない。
車が開けられないから、トランクの中のキーケースをとり出せない。
だから部屋に入れない。
われは天に見放された…

嘆いていても埒があかない。
幸い、荷物の入ったバッグは手元にある。
携帯を取り出して管理会社に電話して、合い鍵を持ってきてもらえないかお願いする。
管理会社は他の市にあり、遠い。 
なかなか連絡が来ないので再び電話し、管理会社が契約している近くの管理会社に連絡してもらい、やっとその会社から部屋の合い鍵をもってきてもらった。
その間、小一時間。
幸い、用事が迫っていなかったので、ずっと路上で待てた。

合い鍵を受取る時、もちろん、身分の確認が必要で、サイフから免許証を見せた。 
バッグまで閉じこめられたら、お手上げだった。

部屋に上がって、スペアキーを取り出し、車のドアを解錠すると、トランクも連動して解錠された。
トランク内のキーケースをつかんであっけない解決。

ローテクのRoverMINIでは経験できない顛末だった。
手数を省ける便利さには、融通の利かない不便さが内蔵されている。
便利さに潜むリスクを肝に銘じる教訓を得た。 

教訓1
トランクを開ける時は、必ずドアを解錠して開けることにする。トランクだけを開けるボタンは使わないことにする。

教訓2
家の鍵と車のリモコンキーを同じキーケースに入れない方がいい。キーケースをなくすと両方なくすことになるから。

教訓3
バッグの奥に家のスペアキーを潜ませておこう。
☞これは防犯上やらないことにした。