今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

年末の山歩き

2013年12月30日 | 山歩き

29日に散髪とお節(せち)の材料購入もすませたので、
30日は最後の最後の気分転換にと、簡単な山歩きに出かけた。

どうせなら、登り残した山にしようと、行き先は埼玉県小川町の「官ノ倉山」(344m)。
この標高なので、たいした装備もいらず気楽に行ける。
標高のわりに眺めがいいらしい。

コンビニで朝+昼食を買って、9時前の小川町行き東武東上線に乗り、
空いている車内でまず朝食。
小川町で寄居行きに乗り換え、東武竹沢で下車。
あとは最後まで「外秩父七峰縦走ハイキングコース」の案内標識を頼りに進めばいい。
かつて外秩父峰縦走をした折、ぽつんと離れた官ノ倉山」だけ登り残していたのだ。

年末の忙しい時期だけに、ハイキングで歩いているのは私一人。
山頂まで誰とも会わなかった。

山頂では、日光連山から赤城、谷川連峰などの北関東の名峰が一望(写真)。
こういう広い眺めは外秩父ならではで、奥多摩なんかでは得られない。

とりわけ谷川岳や仙ノ倉山の純白の山肌がまぶしい(写真は谷川岳)。
目を転じれば関東平野に孤然と浮かぶ筑波山や、東京の高層ビル群、
その中でひときわ細く高いスカイツリー(官ノ倉山より300m高い)も見える。
さっそくテレコンバージョンレンズを装着して谷川岳や男体山をズームで撮る。
昼食をとり、大展望に未練を残し、山頂を後にする。

下って登り返すと、官ノ倉山と双耳峰を構成する石尊山(340m)。
ここも負けず劣らず眺めがいいので、未練を残す必要はなかった。
すこし東に歩いただけなので、遠景はほぼ同じ眺め。
唯一異なるのは、雪を頂いた浅間山(2568m)が手前の山陰から半身だけ見えた点
(ここから見える最高峰)。
官ノ倉山の山頂も目の前に見える。

鎖のある露岩の急斜面をくだって林道に出たら、あとは小川町までのんびり田園散策。

途中、白菜畑を見たら、並んだ白菜がちょうど「エイリアン」の繭のように見えた(写真)。
小川町は馬頭観音の板碑が目につく。
駅前のスーパーで地酒「おがわの自然酒」(晴雲酒造)を買い、今晩賞味するとしよう。

結局、山で会ったのは山頂で遭遇した3グループだけ(うち単独行1名)。
暇人って意外に少ないんだな。