今日こんなことが

山根一郎の極私的近況・雑感です。職場と実家以外はたいていソロ活です。

年末慰労の宿その1

2013年12月15日 | 温泉
昨日名古屋宅の大掃除をすませ、今週で年内の授業と卒論が終わるので、
今年最後の名古屋の週末を慰労の温泉旅に充てた。
宿は近場で三河湾の夜景を望む「かんぽの宿三ケ根」。
本当はクリーンプラザ浜名湖でのタラバ食べ放題にしたかったのだが、
満室だったので、やや近場で「ズワイガニ食べ放題」プランのあるここにした。
こちらは一応温泉だし。

この宿は、山上の有料道路上にあり、一度目は車でいったが、
二度目も車で行く気がしないので、蒲郡から送迎を予約。
前回利用時は「幡豆小笠原氏史跡の旅兼三河地震断層跡の旅」だったこともあり、
温泉の分析をしなかったので、
まずは温泉の分析から。

掲示してある分析表は昨年のもので、それによると「三ケ根温泉」の源泉(受水槽)は水温15.5℃なので、冷泉だ(当然浴槽へは加温)。
溶存物質の総量は762.6mg(=1g未満)と薄いので物質名がつかない”単純泉”。
その中ではナトリウムイオンが93mval%、炭酸水素イオンが92mval%なので、
長湯すれば美肌効果が期待できるかも。
メタケイ酸が52.9mg、メタホウ酸が18.9mgあるので、
どちらにしろただの冷水ではなく”鉱泉”としては認められる。
以上をふまえた分析表の泉質は、「低張性弱アルカリ性冷鉱泉」。
以上は、源泉の話。

自分で浴槽の湯を計測してみると、pHは8.0なので確かに弱アルカリ性。
残留塩素は0mg,Mアルカリ度は180mg。
電気伝導度は660μS(34.2℃)で休暇村鹿沢温泉の半分。
小牧のコロナ温泉よりは高く、新湯の山温泉よりは低い。
一言でいえば、温泉としては”薄い”ので、湯治効果に過大な期待はしない方がいい
(ここの水道水は74μSなので,湯はこの水よりは濃い)。

実は、一昨年の訪問時にくらべて、28℃あった泉温が下がって「温泉」でなくなり、
炭酸水素塩泉であった泉質も薄くなって療養泉の基準に達せず、単純泉になったことがわかる。
三河地方では、温泉が涸れた例がある。
この先大丈夫だろうか。

いよいよ夕食はカニ食べ放題。
大皿にズワイガニの片脚が5組盛られており、この皿単位で交換される。
冷凍の解凍したやつ(やや水っぽい)をタレにつけて食べるだけなので、
肉を掘り出す作業を含めて至って単調。
さまざなな調理の”カニ尽くし”というわけでもなく、
また「浜名湖」のようにカニを含めた40品目の食べ放題でもなく、
ただ同じ解凍ズワイガニを次から次へとほじくって食べるだけなので正直飽きる。

満腹というより、作業と味に飽きたので二皿でギブアップ。
このプランはカニ以外には、刺身と天ぷらとご飯だけ。
しばらくカニはもう充分という気になったので、それなりに意味はあったのかな。
冷凍ズワイガニ食べ放題には二度と挑戦しないだろう。