世田谷の件は、ラジウム226だと判明した。
この物質はかのキュリー夫人が発見したもので、放射線研究から医療・民生用にともっとも利用されていたものだ。
今回のも蛍光塗料に使われようとしたものだろう。
皆が線量計を携帯することで、今までは気づかれなかった放射性物質の不法投棄がこれからも発見される可能性がある。
これは、新たな問題の発覚を意味する。
だが、同時に、長年それと同居していた人の健康にもおおいに関心がある。
図らずも、低線量放射線の長年の被曝に関する貴重なデータとなるからだ。
ちなみに、日本一のラジウム温泉である三朝温泉の線量は8μSv/hほどだという(ラジウムがα崩壊した後のラドンによる)。
今回発見されたラジウムは文科省の計測で600μSv/h(=0.6mSv!)にも達したというから、強すぎる(同じα線込みの線量で比較すると、5月での全員避難した浪江町の集落の地表1cmで200μSv/h。その値に私は腰を抜かした)。
ラジウム1gの放射線量は1Ci(キュリー)として単位化されているのだが、
ラジウム温泉では、その10億分の1のnCiが使われている。
だからラジウムがグラム単位で目の前にあるというのは、ラジウム温泉とはケタ違いの話だということだ。
セシウムは怖いが、ラジウムだから安心と思うなかれ。
放射線はあくまでも”量”が問題である。
もちろん、除去された後は問題ない。
この物質はかのキュリー夫人が発見したもので、放射線研究から医療・民生用にともっとも利用されていたものだ。
今回のも蛍光塗料に使われようとしたものだろう。
皆が線量計を携帯することで、今までは気づかれなかった放射性物質の不法投棄がこれからも発見される可能性がある。
これは、新たな問題の発覚を意味する。
だが、同時に、長年それと同居していた人の健康にもおおいに関心がある。
図らずも、低線量放射線の長年の被曝に関する貴重なデータとなるからだ。
ちなみに、日本一のラジウム温泉である三朝温泉の線量は8μSv/hほどだという(ラジウムがα崩壊した後のラドンによる)。
今回発見されたラジウムは文科省の計測で600μSv/h(=0.6mSv!)にも達したというから、強すぎる(同じα線込みの線量で比較すると、5月での全員避難した浪江町の集落の地表1cmで200μSv/h。その値に私は腰を抜かした)。
ラジウム1gの放射線量は1Ci(キュリー)として単位化されているのだが、
ラジウム温泉では、その10億分の1のnCiが使われている。
だからラジウムがグラム単位で目の前にあるというのは、ラジウム温泉とはケタ違いの話だということだ。
セシウムは怖いが、ラジウムだから安心と思うなかれ。
放射線はあくまでも”量”が問題である。
もちろん、除去された後は問題ない。