今日今年度最後の教授会があった。
ちなみに「教授会」とは、講師以上の全教員による学部の意思決定機関で、毎月1回と入試のたびに開催され、学部のことはすべてそこで議決される。
その教授会、今日はまず入試Bの判定が行なわれ、われわれ入試委員の原案がそのまま承認された。
そして次の議題に移った時、私ひとりが学部長に退席を命じられ、私は従容として席を立った。
私は研究室に戻り、所在なげにしていると、電話がかかり、戻ってこいという。
会議室に戻ると、議事は次に進行している。
静かに着席すると、隣席の教員が「おめでとう」といってくる。
私は、礼を返す。
私が退席している間にいったい何が起ったのか。
実は、私の処遇についての投票が行なわれていたのだ。
教授に昇任させるか否かの。
そもそも、この昇任人事は、いなかる手続きで進んだのか。
まず、学部長なり学科長なりが、理事会に私の昇任人事を発議したい旨の申し出をする。
それが理事会で承認されると、学部の教授会で私の昇任人事についての議案が提出され、そのための選考委員会が投票よって組織される。
その時、私は一回目の退席を命じられ、その投票権と投票結果から除外される。
選考委員会から私に経歴書や研究業績一覧、実物(論文・著作)の提出を求められる。
それにもとずいて、選考委員会が、私を教授に推薦するか否かを論議し、結論を出す。
次の教授会で、その結果が披露されるのだが、その時も私は退席を命じられる。
その間、教授会では選考委員会の選考結果が発表され、同時に私の提出した書類が回覧される。
といっても、会議の最中なので各教員は検討する機会を別に設けて、次の教授会まで私の書類・業績類は学部長室で自由に閲覧できるという。
その間に各教員は投票の中身を決める。
そして今日の教授会で、投票と相成った(講師も教授も同じ1票)。
しかし、私前で投票結果を公言するということは会議の進行上してくれない。
なもんで、同僚は「おめでとう」の言葉で、投票の結果を私に示唆してくれたわけ。
私自身、現世での栄達には関心ないので、自分自身から昇任発議を請うようなことは一切しなかった。
上層部の方から昇任人事をしたいがいいかを問われた。
別に教授になるのはイヤではないので(正直、仕事が増えるのはイヤだが)承諾した。
教授というのは大学の研究職として、一人前という評価を得る事だから、その意味で光栄であるのは確か。
でも実は、昇任は手続き的にはまだ確定ではない。95%ってとこ。
今回の教授会の結果をまた理事会にかけて、そこでの承認が最終的に必要になる。
他学部の例で、教授昇任が教授会で通ったものの理事会で否決されたことがあったという。
でもまぁ、その他学部のようにゴリ押しして昇任人事をかけてもらったわけじゃなく、
客観的にそれに値すると判断された訳だから、ひっくり返ることもなかろう。
その後は平静に入試Bの合格手続きをし、学生にお茶の稽古をして、まるで何事もなかったかのように帰宅した。
でも実家に電話して結果を報告、夕食はシャンパンを開けた。
気象予報士合格以来の変化だからな。
ちなみに「教授会」とは、講師以上の全教員による学部の意思決定機関で、毎月1回と入試のたびに開催され、学部のことはすべてそこで議決される。
その教授会、今日はまず入試Bの判定が行なわれ、われわれ入試委員の原案がそのまま承認された。
そして次の議題に移った時、私ひとりが学部長に退席を命じられ、私は従容として席を立った。
私は研究室に戻り、所在なげにしていると、電話がかかり、戻ってこいという。
会議室に戻ると、議事は次に進行している。
静かに着席すると、隣席の教員が「おめでとう」といってくる。
私は、礼を返す。
私が退席している間にいったい何が起ったのか。
実は、私の処遇についての投票が行なわれていたのだ。
教授に昇任させるか否かの。
そもそも、この昇任人事は、いなかる手続きで進んだのか。
まず、学部長なり学科長なりが、理事会に私の昇任人事を発議したい旨の申し出をする。
それが理事会で承認されると、学部の教授会で私の昇任人事についての議案が提出され、そのための選考委員会が投票よって組織される。
その時、私は一回目の退席を命じられ、その投票権と投票結果から除外される。
選考委員会から私に経歴書や研究業績一覧、実物(論文・著作)の提出を求められる。
それにもとずいて、選考委員会が、私を教授に推薦するか否かを論議し、結論を出す。
次の教授会で、その結果が披露されるのだが、その時も私は退席を命じられる。
その間、教授会では選考委員会の選考結果が発表され、同時に私の提出した書類が回覧される。
といっても、会議の最中なので各教員は検討する機会を別に設けて、次の教授会まで私の書類・業績類は学部長室で自由に閲覧できるという。
その間に各教員は投票の中身を決める。
そして今日の教授会で、投票と相成った(講師も教授も同じ1票)。
しかし、私前で投票結果を公言するということは会議の進行上してくれない。
なもんで、同僚は「おめでとう」の言葉で、投票の結果を私に示唆してくれたわけ。
私自身、現世での栄達には関心ないので、自分自身から昇任発議を請うようなことは一切しなかった。
上層部の方から昇任人事をしたいがいいかを問われた。
別に教授になるのはイヤではないので(正直、仕事が増えるのはイヤだが)承諾した。
教授というのは大学の研究職として、一人前という評価を得る事だから、その意味で光栄であるのは確か。
でも実は、昇任は手続き的にはまだ確定ではない。95%ってとこ。
今回の教授会の結果をまた理事会にかけて、そこでの承認が最終的に必要になる。
他学部の例で、教授昇任が教授会で通ったものの理事会で否決されたことがあったという。
でもまぁ、その他学部のようにゴリ押しして昇任人事をかけてもらったわけじゃなく、
客観的にそれに値すると判断された訳だから、ひっくり返ることもなかろう。
その後は平静に入試Bの合格手続きをし、学生にお茶の稽古をして、まるで何事もなかったかのように帰宅した。
でも実家に電話して結果を報告、夕食はシャンパンを開けた。
気象予報士合格以来の変化だからな。
