博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『新蕭十一郎』その7(完)

2016年04月22日 | 武侠ドラマ
『新蕭十一郎』第37~最終42話まで見ました。

蕭十一郎が武林から姿を消して1年。彼の名を騙る虐殺事件が頻発したことで、再び武林に舞い戻ります。逍遥侯亡き今、蕭十一郎のふりをして彼に罪をなすりつけたりするのは、この人です!!


沈飛雲亡き後武林盟主に収まり、髪型をオールバックにした連城璧さん。色々あって性格はすっかり闇落ちしてます。妻の沈璧雲が蕭十一郎に関する記憶を取り戻しつつあるのに冷や冷やしつつ、自分の悪事の目撃者となった尼僧竹音を脅したり、無垢山荘に闖入した風四娘に「入門歓」(武侠物によく出てくる媚薬的なアレです)を飲ませたりと、ダーティな所業に手を染めていきます。

そして割鹿刀と、その本来の力を解放するための鍵を手に入れた彼は、武林統一と蕭十一郎討伐に邁進。蕭十一郎は忘川谷で連城璧との最終決戦に臨むことにしますが……

【総括】
ということで、久々に武侠ドラマの佳作を見たなという感じです。登場人物の過去のエピソードに説明が少し足りてないかなという箇所も見受けられましたが、同じ鞠覚亮作品の『侠骨丹心』とか『逆水寒』に比べると随分マシなレベルです。古龍原作、イケメンの厳屹寛主演という引きもありますし、クオリティ的には日本語版を出しても問題ないレベルだと思います。

しかし沈璧君というか、彼女に情蠱を仕込んだ逍遥侯に振り回される形になった連城璧さんが不憫でならない (^_^;)

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