博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『大敦煌』第14話

2008年03月04日 | 中国歴史ドラマ
夫の死を知った珍娘は死を賭して李元昊に敦煌の民の命を奪わぬよう嘆願。旺栄は新妻の梅朶と金字大蔵経の行方を求めて莫高窟へと向かうが……

というわけで今回で上篇が終了です。方天佑と梅朶は金字大蔵経を納めた洞窟を封印した後、旺栄に発見されてしまいます。自分とともに賀蘭山で暮らそうと求める旺栄に対して梅朶は、「私は何でも無理強いされるのがイヤなの!」「せめてあんたがここまで粗野でなければね……」などと散々純情な男のハートを踏みにじるような言葉を吐き散らした後に自殺。

旺栄は「それもこれもみんなオノレが悪いんじゃーーーっ!!」と方天佑に八つ当たりして砂漠に放置。いやいや君、主君から金字大蔵経の在処を知る方天佑を引っ捕らえて来いと命じられていたはずでは(^^;) 哀れ方天佑は流砂に飲み込まれて死んでしまいます。

何というか、最初から最後まで梅朶に振り回されっぱなしなストーリーでしたね。製作側は李元昊の野望が敦煌の命運を左右させたということにしたいようですが、梅朶の振る舞いが敦煌の命運を左右したようにしか見えません(^^;)

来週から始まる中篇は時代が一気に1900年まで飛んでしまい、金字大蔵経の捜索や外国人による敦煌文書の発見などがテーマになるようですが、果たしてどんな展開になるやら不安になってきます……

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4 コメント

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さとう様 (孤舟居士)
2008-03-07 21:25:35
陳好…、こちらではこんなキャラばっかりではないのに!(爆)
実際、良い女優さんですよ。こちらへいらしてから
お楽しみに。

私のブログの本日の記事、少し古めの歴史絡みになっています。
どんどん突っ込んで下さって構いません。専門家の意見は貴重
ですから。
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Unknown (さとうしん)
2008-03-07 23:33:45
>孤舟居士さま
ブログの方、拝見させていただきました。徐光啓について書かれていましたが、正直このあたりはあまり詳しくないのです(^^;) 後輩が明清以降の中国でのキリスト教布教について専攻しているのですが……
返信する
さとうしんさんにとっては (まんぼ@砂の中)
2009-05-23 00:14:22
もはや遠い昔の忘却のかなたかも知れませんが、
やっぱりどう考えても梅朶のせいですよね…(^^;
11、2話のあたりまで、結構テンポはえらくまったりながらも
そこまで言われるほど酷いドラマでもないんじゃないの?みたいな感じだったんですが、
終盤でまとめに入りだしたあたりで突然、それまでの積み重ねがなかったかのように
敷いてた風呂敷をひっくり返して畳み始めたのに唖然…(^^;
確かに「最初の一話と最後だけ見れば十分」てのは
あながち間違いではなかったかも知れませんね…
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Unknown (さとうしん)
2009-05-23 20:58:27
>Manboさま
まあ、途中の話は早送りで見ても充分ついていけますしね。レビューで書かれていたように全6~7話ぐらいで充分まとまる話だったと思います。

第二部は多少武侠物っぽい要素が出て来ますが、やっぱりテンポはまったりです(^^;)
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