博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『魔幻手機』その5

2010年05月26日 | 中国科幻ドラマ
『魔幻手機』第25~30話まで見ました。

小千は何とか孫悟空と猪八戒を現代に連れて来ることに成功しますが、猪八戒はともかく孫悟空の方は誘惑の多い現代社会を遊び倒すべく、とっとと行方をくらましてしまいます。仕方がないので、小千は今度は西天で修行に励む三蔵法師のもとに赴いて緊箍呪を唱えてもらい、悟空を懲らしめることに。緊箍呪というのは、孫悟空の頭の輪っかを締め付ける呪文ですね。時空を越えて効果があるようです(^^;) で、頭痛に耐えきれなくなった悟空はやむを得ず小千のもとに復帰……

その後、王天覇の内応を受けて(こいつも黄眉大王に従ったり裏切ったりを繰り返し、なかなか腰が据わりませんなあ……)游所為一党のアジトを襲撃。しかし間一髪の所で游所為らは1904年の天津へとワープ。そこで悠々と傻妞の機能をコピーした携帯「太子」を完成させます。

現代へと戻った游所為は、孫悟空を意のままに操るため、緊箍呪を使える唯一の人物三蔵法師の誘拐を計画。小千も游所為の計画を察知し、彼を追ってまたもや唐の時代へ。2人は取経の旅に出る直前の三蔵法師とコンタクトを取ろうとしますが、そこで小千・游所為・三蔵法師は牛魔王に襲撃され、游所為は瀕死の重傷を負うことに…… で、三蔵法師のお言葉に折伏され、改心しちゃいました(^^;)

現代に戻った小千ですが、太子と傻妞を政府に引き渡そうとするものの、傻妞は既に人間としての感情を持つようになっており、手放すに忍びない状態に。正直なところ、中国政府に渡したところでロクな使い方はしないのでやめた方がいいと思います(^^;)

そこへ游所為がやって来て、小千に太子と傻妞を政府に引き渡すのはやめ、猪八戒・孫悟空に黄眉大王らも加えて「飛人組合」を結成し、みんなで協力して人助けをしようと提案。一も二もなくそれに賛成する小千ですが……

ということで今回のツッコミ所。

○游所為のことなら何でも聞く黄眉大王に対して小武が「まるで二郎神と哮天犬のようだ」などと素晴らしい楽屋ネタを披露。(游所為役の焦恩俊と黄眉大王役の陳創は前作『宝蓮灯』にて二郎神と哮天犬を演じていたのであります。)

○游所為一党が太子を完成させて1904年の天津から現代に戻る際に、チンピラ3人組の飛燕とプログラマの東子がこっそり太子のコピーを作っていたのがバレて、游所為が罰としてこの2人を官渡の戦いの戦場にタイムスリップさせますが、游所為が改心した後もこの2人を現代に呼び戻す気配がありません。游所為も脚本家もこの2人のことを忘れてしまってるんでしょうか……

コメント
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