博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

最近読んだ小説など

2010年05月11日 | 小説
退院してから1ヶ月の間に読んだ小説・コミックです。

万城目学『鹿男あをによし』(幻冬舎文庫、2010年4月)

今までずっと文庫化待ちしていた小説。これがデビュー作だと思ってたら、実は2作目だったのね。で、デビュー作の『鴨川ホルモー』の方も読んでみましたが……

万城目学『鴨川ホルモー』(角川文庫、2009年2月)

表題のホルモーの設定とかすべてがハチャメチャなのに、ちゃんと大学のサークル活動を舞台にした青春小説になっているのに感動した。

高村薫『レディ・ジョーカー』(新潮文庫、全3巻、2010年4月)

こちらもずっと文庫化待ちしてた作品。(お陰様で文庫待ちしてる間に10年ほど経過してしまいましたが……)グリコ・森永事件を下敷きにした本格社会派ミステリーのはずなのに、ちゃんと男同士の愛憎を描いたBL小説になっているのに感動した。高村先生が腐女子であるとしか思えない。

ヤマザキマリ『テルマエ・ロマエ』第1巻(ビームコミックス、2009年11月)

何か古代ローマが舞台になっているらしいと聞き、購入。ハドリアヌス帝時代の建築技師ルシウスが古代ローマの風呂から現代日本の風呂にタイムスリップし、日本の風呂の凄さを目の当たりにして帰還。そしてローマの風呂に革命をもたらすという展開が毎回続くわけですが、それでも毎回面白いのが奇跡としか思えない(^^;) しかも第1巻ということは、まだまだ続くんですよね?

ハドリアヌス帝が巡行ばかりしていた、ハドリアヌス帝の愛人(男)がナイル川で溺れ死ぬといった歴史ネタも盛り込まれており、歴史漫画としてもお薦めです。
コメント (2)
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