博客 金烏工房

中国史に関する書籍・映画・テレビ番組の感想などをつれづれに語るブログです。

『興亡の世界史18 大日本・満州帝国の遺産』のカバーについて

2010年05月31日 | 雑記
本日、姜尚中・玄武岩『興亡の世界史18 大日本・満州帝国の遺産』を購入。



カバーに写っている建築物は中国・吉林省長春市にある旧満州国国務院ですが、実はこの写真には大事な物が写っていません。その大事な物とは…… 下の写真は同じ建物を違う位置から撮ったもの。



真ん中右寄りに石像が建っているのが見えます。これこそがカバー写真では隠れちゃっている物なんですが…… これを拡大してみます。



これこそは戦前に中国共産党を支援したカナダ人医師ベチューンの像なのでありました!(ちなみに私が今ブログなどのプロフィール画像に使っているのもこの写真。)カバー写真の方は、うまい具合にそのベチューン像が隠れるように撮影しているわけですね。「中国のために殉じたベチューンの像を邪魔者扱いするなど!」「本来は存在する物を、まるで存在しないかのように扱うその態度が気に食わん!」と文句の1つもつけたいところですが……



私自身もベチューン像が隠れているバージョンの写真をちゃっかり撮っているのでありました(^^;) あの像、正直言って邪魔だよな……
コメント
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