『楊家将』第25~最終32話まで見ました。
遼軍侵攻の報が届き、うやむやのうちに六郎の三関元帥復帰が決定。息子の楊宗保や兄の五郎、そして杜金娥とその子の楊宗英ら新戦力が終結し、遼軍と対峙するが、遼の軍師・呂鍾の指揮する天門陣の威力は凄まじく、楊家軍に多くの犠牲者が出る。楊宗保は穆柯寨の女主人・穆桂英が天門陣を打ち破るための陣図を所有していると聞き、彼女を訪ねる旅に出ることになり……
というわけで楊門女将の真打ち穆桂英がいよいよ登場です。かわいいうえに強い強い(^^;) あっという間に天門陣を打ち破り、遼軍を壊滅状態に追い込みます。しかしこの後あんまり出番がないのが残念…… 遼の軍師の呂鍾というのは、原典で天門陣を敷いたことになっている呂洞賓と、その師匠で彼と戦うことになる漢鍾離から名前を取っているんでしょうね。ただ、ドラマの方では仙人ではなく、単なる隠士という設定ですが。
しかし蕭銀宗はこの敗戦にもめげず、戦死した重臣の息子達を新たに配下に加えて宋への猛攻撃を開始。病身の父に代わって元帥となった楊宗保は遼軍に包囲されてしまいますが、楊家の竈番の女中・楊排風が援軍として駆けつけ、戦況を逆転させます。この出征の直前に、楊排風が彼女を「たかが女中」と侮る孟良をやっつけるというお馴染みの話が挿入されます。楊排風自身は早い段階で登場していたのですが、ここに来てやっと見せ場が巡ってきましたね。
この敗戦にさすがに蕭銀宗も衝撃を受け、宋との和平を決意。その使者として派遣されたのは娘婿の木易であった。実は蕭銀宗は以前から彼の正体が楊四郎であることに気付いていたのでありました。この四郎も原典では遼軍にあって楊家軍に内応したことになっていますが、ドラマの方では楊家の一員でありながら遼の部将になるという自分の立場に悩みつつも、妻や蕭銀宗のために尽くす道を選ぶという設定になっております。で、真宗の名代となった佘賽花と蕭銀宗との間で和平が確認され、めでたしめでたしで終わるかと思いきや…… ラストシーンは楊家の宿命が凝縮されたような終わり方になってます。
全32話を鑑賞して、『楊家将』の原典は『北宋志伝』と『楊家府演義』という筋立てや設定が異なる二つのバージョンが知られており、また原典に見えないエピソードも多く存在するわけですが、ドラマの方はあれもこれもと欲張ってサイドストーリーを盛り込むことはせずに、物語を随分コンパクトにまとめているなあという印象を受けました。ただ、エピソードの合間で展開をすっ飛ばしている部分が多々あり、ちょっとコンパクトすぎるかなという気もしましたが(^^;)
遼軍侵攻の報が届き、うやむやのうちに六郎の三関元帥復帰が決定。息子の楊宗保や兄の五郎、そして杜金娥とその子の楊宗英ら新戦力が終結し、遼軍と対峙するが、遼の軍師・呂鍾の指揮する天門陣の威力は凄まじく、楊家軍に多くの犠牲者が出る。楊宗保は穆柯寨の女主人・穆桂英が天門陣を打ち破るための陣図を所有していると聞き、彼女を訪ねる旅に出ることになり……
というわけで楊門女将の真打ち穆桂英がいよいよ登場です。かわいいうえに強い強い(^^;) あっという間に天門陣を打ち破り、遼軍を壊滅状態に追い込みます。しかしこの後あんまり出番がないのが残念…… 遼の軍師の呂鍾というのは、原典で天門陣を敷いたことになっている呂洞賓と、その師匠で彼と戦うことになる漢鍾離から名前を取っているんでしょうね。ただ、ドラマの方では仙人ではなく、単なる隠士という設定ですが。
しかし蕭銀宗はこの敗戦にもめげず、戦死した重臣の息子達を新たに配下に加えて宋への猛攻撃を開始。病身の父に代わって元帥となった楊宗保は遼軍に包囲されてしまいますが、楊家の竈番の女中・楊排風が援軍として駆けつけ、戦況を逆転させます。この出征の直前に、楊排風が彼女を「たかが女中」と侮る孟良をやっつけるというお馴染みの話が挿入されます。楊排風自身は早い段階で登場していたのですが、ここに来てやっと見せ場が巡ってきましたね。
この敗戦にさすがに蕭銀宗も衝撃を受け、宋との和平を決意。その使者として派遣されたのは娘婿の木易であった。実は蕭銀宗は以前から彼の正体が楊四郎であることに気付いていたのでありました。この四郎も原典では遼軍にあって楊家軍に内応したことになっていますが、ドラマの方では楊家の一員でありながら遼の部将になるという自分の立場に悩みつつも、妻や蕭銀宗のために尽くす道を選ぶという設定になっております。で、真宗の名代となった佘賽花と蕭銀宗との間で和平が確認され、めでたしめでたしで終わるかと思いきや…… ラストシーンは楊家の宿命が凝縮されたような終わり方になってます。
全32話を鑑賞して、『楊家将』の原典は『北宋志伝』と『楊家府演義』という筋立てや設定が異なる二つのバージョンが知られており、また原典に見えないエピソードも多く存在するわけですが、ドラマの方はあれもこれもと欲張ってサイドストーリーを盛り込むことはせずに、物語を随分コンパクトにまとめているなあという印象を受けました。ただ、エピソードの合間で展開をすっ飛ばしている部分が多々あり、ちょっとコンパクトすぎるかなという気もしましたが(^^;)