少し前の話になるが、日曜日の夜はNHKの「BSディベート」を見た。今回のテーマは「どうする 紅白歌合戦」だ。大晦日の定番と言われるこの番組も、視聴率は落ちる一方だそうだ。かつての国民的番組も、特に若い人からはそっぽを向かれるようになったのである。日本人の価値観も多様化し、音楽のジャンルも広がった今、日本人全体を引きつける音楽番組など作るのは不可能と思われるが、紅白歌合戦の伝統とブランドを守るため、NHKも必死なのである。
ディベートではパネリストがいろんな意見を言っていたが、ほぼ共通していたのが「NHKは視聴率を気にしないで番組を作られる唯一の放送局なんだから、視聴者に媚びず、良いものを作るべき」ということだった。これは説得力があると私も思う。
ただ、これから紅白という番組をどういうスタンスでとらえるかによって、何が「良いもの」であるかが変わってくる。パネリストの間で見解が分かれたのは、紅白は「歌番組」なのか「時代番組」なのか、ということだ。「その年その年を象徴するデラックスな歌番組」というのが紅白の原点だと思うのだが、今や時代性と音楽性を両立させて全世代に支持されるような番組を作ることは、ほぼ不可能ではないか。その年に流行った音楽のみを取り上げれば、中高年以上を見捨てることになるし、かといって中高年以上の意向のみを考慮すれば、毎年変わりばえのしない歌手と歌ばかりになってしまう。
結局、「スキウタ」なんてもの募集しなくても、NHKが判断する「その年の良い歌」を選ぶしかないのではないか。
カテキンさん> 私はNHKは好きなのですが、紅白はあんまり見ませんね。記事では書きませんでしたが、歌手達が幼稚な「かくし芸もどき」をやらされているのを見るのは、なんともいえず寒いからです。あれじゃ若い人が離れていくわけですよ。
伊東さん> 倉木麻衣、aiko、大塚愛、の3人は私も好きです。彼女達が出ている間だけは見たいものです。伊東さんとは趣味が合いますね。
ハチローさん> NHKがどんなに頼んでも宇多田ヒカルが紅白に出場しないのも、そのかくし芸もどきが原因ではないでしょうか。私も彼女だけは、あんな泥臭いことをやってほしくないです。
aikoさん> 大晦日は私も自分の部屋で民放の番組を見ることが多いですね。今は紅白に対抗するために民放も面白い番組を作ってますから、そっちの方が良かったりしますね。
上田さん> 今年は初詣に行った神社で、いきなりおみくじの「大凶」を引いてしまいました。^^; 誕生日に高熱出すし、慣れない所に転勤して苦労するし、女にふられるし、車はぶつけるし、でおみくじ通りの1年だったような気がします。でも上田さんのおっしゃるように、ブログを始めたことは本当に良かったと思います。これによって私の生活が変わりましたね。