無意識日記
宇多田光 word:i_
 



寒い。この季節になってくると当然Can't Wait 'Til Christmasが聴きたくなってくる。お前は年がら年中聴いとるやないかと言われそうだけど。その通り。

てな訳でこの曲のニーズが一般的に高まる時期に、毎度ながら惜しいなぁと思うのはこの曲にPVがない事だ。実にもったいない。あったらUTUBEで凄い事になりそうなのに。

という訳でそれならGBHのようにWild Life VersionをUPすれば、となるがそれを言い出したらキリがない。それならBLUEもShow Me LoveもStay Goldも、と際限なく要望が増えていくんだから。

ならば、こうしてはどうだろう。CWTCに関しては、毎年11月24日から1ヶ月間限定での公開としてみてはこれならこの曲をUPする意義もわかりやすいというものだ。クリスマスまでの1ヶ月間、待ち遠しさとリア充爆発しろ念の渦巻くネット上で光のあの歌唱が観れる。聴ける。素敵じゃありませんこと。ちょうど11月24日はSC2の発売日だし、毎年発売何周年記念と銘打てばよい。SC2はSC1と共に、これからヒカルのバックカタログ代表として延々売れ続いて貰わねばならないのだから。

と同時に、Wild Life Versionを浸透させる事で、このLIVEDVD&Blurayもちょっとは売れるのではないか。いやもう折角だからSC2と共にWild Lifeはクリスマスプレゼントの定番になってしまえばいいじゃない。ちょうど冬の演奏会だし。遠慮は要らないぜ。

しかし、もし実現したらこの曲一日何万ヒットくらいするのだろう。どこでどう宣伝するかによるが、この曲のポテンシャルはかなりのものだ。私はここに来て漸くThe Beatlesクラスの曲が書けたと言ってしまっている位気に入っているが、だからこそ世間的な評価はよくわからないし、興味がある。知名度では遙かに劣ると思っていたPrisoner Of LoveがあのFirst Loveと毎日同じ位聴かれている(累積では未々圧倒的にPoLの方が上だ)ことを考えると、CWTCも知名度は(ドラマの主題歌だったPoLよりも更に)劣るが、かなりの評価が得られるのではないかと期待が出来る。

そういや、毎日見てるくせに関心を払ってなかったけど、UTUBEにはEMIの配信サイトへのリンクとかないの? 携帯でUTUBE見た人がこの曲の着うたフル欲しい、って思った時にワンクリックで買いに行けたら便利だと思うのだが、そんなのなかった気がするなぁ。YoutubeではiTunes Storeへのリンクはポピュラーになっていると思うんだけど、それもなかったような気がするし。商売っ気を出さないのはヒカルの意向かもしれないが、それにしてもこれももったいない気がする。

まぁ、このBlogを読みに来てるような人は大抵SC2持ってるだろうし、WLDVDBDも買っているだろうが、それでもUTUBEやウタダヒカループでCWTCが観れるとなったら、ちょくちょく観ちゃうよねぇ。違う? 

ニーズがあるのはわかりきっている事だし、あとはどれだけファンの声がスタッフに届くかどうかだな。いや、なんか折角の太っ腹に甘え切っているようで気が引けるっちゃ引けるんですけどね…。

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This Is The 1、という表現には、二通りの意味が考えられる。

ひとつは、100%という意味。理系でないと馴染みがないかもしれないが、パーセントとは単に0.01、1/100の事であって確率を表す単位ではない、というか確率は無次元数なので元々単位なんてないのだけど。従って、100%=100×0.01=1、即ち1=100%だ。

つまり、This Is The Oneとは物足りない所、至らない所がない、漸く"1人前"になりました、というニュアンスが込められている。このアルバムは、全体として確固たる世界を単独で作り上げていますよ、何の助けも注釈も要りませんよ、といった感じだろうか。

もうひとつは、"2以上では無い"という意味。普通の日本語で言えば"無二"、即ち唯一無二、これは他では聴けない、ここでしか聴けない二つとないものですよ、という事だ。オリジナリティに対する自信表明といったところか。

両者を併せると、0<1<∞、1つのものとして自立・確立していて他者にも依存しない。This Is "The One"とは、そんな"大人としての完成品"という思いが込められたアルバムタイトルなのだ。

だからこそ、実質的なアルバムタイトル曲である"This One"の副題が"(Crying Like A Child)"たりえる。"子供みたいに"泣く為には、ひとりの大人でなくてはならない。幾ら大人びた歌唱を披露できるからといって15の時に光がこの曲を歌ったとしても、「Like A Child、ったっておまえまだ子供じゃないか」と言われるのがオチである。自身も周囲も光が大人になったと自然に思えるようになったから、こういう歌が堂々と歌えるようになったのだ。

なお、実際の歌詞の中でのThe One、This Oneはそういった意味では用いられていないので要注意。てか、この『This One's For The Happiness』ってどういう意味なんだろ。ここから一年半後に『Goodbye Happiness』してしまう訳だが…。今度訳詞を読みながら考えてみるか。

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