袋井市総合健康センターで、
「健康づくり食生活推進協議会」のリーダー研修が開かれ、
講師を務めました。
干し野菜をテーマに講義と調理実習を・・・
という依頼をいただいたのが、昨年の春でした。
袋井市は、10地区から成っていますが、
各地区のリーダーが研修に参加します。
そして、そこで学んだことを各地区に戻って、
他の会員や住民に「伝達講習」という形で伝えていきます。
そこで困ったのが、
各地区によって伝達講習の日程にばらつきがあるということ。
早い地区は、もう2日後に予定されています。
そうなると、調理実習用の野菜を自分たちで干すだけの
十分な時間がとれません。
そこで、栄養士さんと相談し、
講義では、干し野菜の基本から活用法までをお伝えする。
調理実習は、市販されている干し野菜を使う。
・・・という形にしました。
実際に、私が干した野菜を見ていただきました。
皆さんが口々におっしゃることは、
「切り干し大根や乾しいたけなら、お手本があるからいいけど
かぼちゃやなすは、どこまで干したらいいのかわからない。」
その質問には、2種類のきゅうりを使って答えました。
写真上のきゅうりも下のきゅうりも、ともに1本のきゅうりを干したもの。
干し時間によって、出来上がりに差が出ます。
でも、どちらも正解なのです。
干し時間が長ければ、きゅうりは小さくなります。
当然、使う時には水に戻してから使います。
干し時間が短ければ、まだ水分が残ったセミドライ状態になります。
こちらは、さっと洗うだけでお料理に使えますが、
生とは食感が違っているのがわかります。
さて、調理実習です。
市販のドライトマト、切り干し大根、乾しいたけ、干し芋を使いました。
出来上がったお料理は、こちら。
・ドライトマトと舞茸の炊き込みご飯
・切り干し大根と豚肉の炒めもの
・乾しいたけの焼きマリネ
・干し芋のアジアン汁粉
切り干し大根も乾しいたけも
煮物にしか使わないという人がほとんどだったので、
この使い方は喜ばれました。
昨日から、静岡もぐ~んと気温が下がりました。
空気も乾燥していますので、野菜がきれいに干せます。
どうぞ、「野菜を干す」というひと手間を、
皆さまの生活の中に取り入れてください。
リーダー研修の中に干し野菜を企画してくださった
袋井市総合健康センター 栄養士さま、
ご参加くださった皆さま、
ありがとうございました。