”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

リーダー研修で干し野菜講座

2016-01-13 17:04:58 | 干し野菜

袋井市総合健康センターで、

「健康づくり食生活推進協議会」のリーダー研修が開かれ、

講師を務めました。

 

干し野菜をテーマに講義と調理実習を・・・

という依頼をいただいたのが、昨年の春でした。

  

袋井市は、10地区から成っていますが、

各地区のリーダーが研修に参加します。

そして、そこで学んだことを各地区に戻って、

他の会員や住民に「伝達講習」という形で伝えていきます。

  

 

  

そこで困ったのが、

各地区によって伝達講習の日程にばらつきがあるということ。

早い地区は、もう2日後に予定されています。

  

そうなると、調理実習用の野菜を自分たちで干すだけの

十分な時間がとれません。

 

そこで、栄養士さんと相談し、

講義では、干し野菜の基本から活用法までをお伝えする。

調理実習は、市販されている干し野菜を使う。

・・・という形にしました。

  

実際に、私が干した野菜を見ていただきました。

 

 

 

皆さんが口々におっしゃることは、

「切り干し大根や乾しいたけなら、お手本があるからいいけど

 かぼちゃやなすは、どこまで干したらいいのかわからない。」

  

その質問には、2種類のきゅうりを使って答えました。

 

  

写真上のきゅうりも下のきゅうりも、ともに1本のきゅうりを干したもの。

干し時間によって、出来上がりに差が出ます。

でも、どちらも正解なのです。

 

干し時間が長ければ、きゅうりは小さくなります。

当然、使う時には水に戻してから使います。

干し時間が短ければ、まだ水分が残ったセミドライ状態になります。

こちらは、さっと洗うだけでお料理に使えますが、

生とは食感が違っているのがわかります。

  

さて、調理実習です。

 

  

市販のドライトマト、切り干し大根、乾しいたけ、干し芋を使いました。

  

出来上がったお料理は、こちら。

 

 ・ドライトマトと舞茸の炊き込みご飯

 ・切り干し大根と豚肉の炒めもの

 ・乾しいたけの焼きマリネ

 ・干し芋のアジアン汁粉

  

切り干し大根も乾しいたけも

煮物にしか使わないという人がほとんどだったので、

この使い方は喜ばれました。

  

昨日から、静岡もぐ~んと気温が下がりました。

空気も乾燥していますので、野菜がきれいに干せます。

どうぞ、「野菜を干す」というひと手間を、

皆さまの生活の中に取り入れてください。

  

リーダー研修の中に干し野菜を企画してくださった

袋井市総合健康センター 栄養士さま、

ご参加くださった皆さま、

ありがとうございました。

 

コメント
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